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1月13日に、群馬県前橋市で「ぐんま野球フェスタ」が行われた。実に5年ぶり。私も5年ぶりに取材に出かけた。
この模様については、大きな記事にする予定ではある。

このイベントの中心は子供たちの「野球肘検診」ではあるが、それだけでなく、野球肘に関する整形外科医の講演や、少年野球の指導について、スポーツマンシップについてなどが、一線級の論陣によって語られる。

朝9時から夕方5時まで、みっちりと講義は続く。群馬県高野連の理事長や少年野球団体の幹部も参加している。

広い武道場には、700人もの少年野球指導者、コーチ、父母などが集まった。

実はこのぐんま野球フェスタは、群馬県で少年野球指導者のライセンスを取得するためには受講が「必須」のカリキュラムになっている。

だから、20代から70代まで県内の少年野球指導者が、ずっと話を聞くことになる。前のめりになって話を聞いている人もいるが、そうではない人もいる。
喫煙スペースは外にあるから、たびたび席を立ってそこに行く人もいる。

最後の座談会で、指導者たちが「少年野球の指導の在り方」についての議論、意見交換が始まった時だ。

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最後列の受付付近にいた男性が

「甘いんだよなあ…、子供のころからこんなに甘やかして、どうするんだよ。
大人になったら、いろんな理不尽な目に合うんじゃないか。そういうときに堪えられるように、小さいころから厳しく指導してるんじゃないか。無茶振りして子供を泣かせるのは、子供のためになるのに、わかんねえかなあ」


と聞こえよがしに言った。受付付近にいたのは、喫煙スペースに行っていたからだろう。
周囲に何人か、賛同する人もいた。

50歳くらいだと思うが、少年野球には、まだまだこういう人がいるのだ。こうした大人は、自分自身がブラックな社会に生きていたから、それが当たり前だと思っているのだ。

ブラック社会で活きた大人が、子供たちにもブラックな指導をする。

その循環を根絶するには、大人の社会からも「ブラックな部分」を排除していく必要があるのかもしれない。

ぐんま野球フェスタは、日本屈指の先進的な試みだが、その会場にも「面従腹背」の大人が混じっているのだ。




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