
ゲンダイ
興南(沖縄)我喜屋優監督「野球しかしていない高校生の将来は誰が保証するのでしょうか」
昨年夏に、興南の、興南の我喜屋優監督に、ゲンダイが聞いたのは、昨年夏のことだった。
我喜屋監督は、学校法人興南学園の理事長、つまり学校経営者でもある。
「まず、それら学校の母体が何かを調べないと。本来、学校は生徒をある程度確保し、校納金を収めてもらい、そして政府の補助で成り立っている。しかし、近年は『それは学校なんでしょうか?』という出場校が増えているのも事実です」
我喜屋監督は、いきなり衝撃的なことを言っている。
エナジックスポーツ高等学院は、2021年に「通信制高校サポート校」として創設された。
通信制サポート校は、それだけでは「高卒資格」を取得できない。高卒資格を取得できる「通信制高校」をサポートする役割の「塾」のようなものだ。
エナジックスポーツもできた当初は、星槎国際高等学校のサポート校だった。
しかしその身分のまま、翌年に沖縄県高野連に加盟。昨年4月になって全日制課程、狭域通信制課程を設置した普通の高校になった。
そしてわずか1年で選抜出場を果たしたのだ。
「エナジック」は、沖縄の還元水のメーカーだ。そのメーカーが金を出してサポート校を作り、これが「普通の高校」になったのだが、結局、企業が金を出して選手を集めて練習をさせて、甲子園進出を決めた、という印象だ。
我喜屋監督は言う
「スポーツを通して社会に通用する人間を育てるのならばいいのですが、スポーツだけやっていればいい、というのはおかしいですよ。公立校は授業時間は部活が出来ないし、興南だって部活は午後4時からです。野球専門学校のような出場校が増えると、いよいよ公立校が勝てなくなる。高校野球は平等性がなくてはいけないんです」
沖縄県内の有力校として、危機感を抱いているのだろう。
エナジックスポーツの監督は、経験豊かな指導者の様だが、この高校の「野球以外」はどうなっているのか、かなり心配なところではある。

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我喜屋監督は、学校法人興南学園の理事長、つまり学校経営者でもある。
「まず、それら学校の母体が何かを調べないと。本来、学校は生徒をある程度確保し、校納金を収めてもらい、そして政府の補助で成り立っている。しかし、近年は『それは学校なんでしょうか?』という出場校が増えているのも事実です」
我喜屋監督は、いきなり衝撃的なことを言っている。
エナジックスポーツ高等学院は、2021年に「通信制高校サポート校」として創設された。
通信制サポート校は、それだけでは「高卒資格」を取得できない。高卒資格を取得できる「通信制高校」をサポートする役割の「塾」のようなものだ。
エナジックスポーツもできた当初は、星槎国際高等学校のサポート校だった。
しかしその身分のまま、翌年に沖縄県高野連に加盟。昨年4月になって全日制課程、狭域通信制課程を設置した普通の高校になった。
そしてわずか1年で選抜出場を果たしたのだ。
「エナジック」は、沖縄の還元水のメーカーだ。そのメーカーが金を出してサポート校を作り、これが「普通の高校」になったのだが、結局、企業が金を出して選手を集めて練習をさせて、甲子園進出を決めた、という印象だ。
我喜屋監督は言う
「スポーツを通して社会に通用する人間を育てるのならばいいのですが、スポーツだけやっていればいい、というのはおかしいですよ。公立校は授業時間は部活が出来ないし、興南だって部活は午後4時からです。野球専門学校のような出場校が増えると、いよいよ公立校が勝てなくなる。高校野球は平等性がなくてはいけないんです」
沖縄県内の有力校として、危機感を抱いているのだろう。
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