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デイリー
バドミントン・渡辺勇大が日本代表辞退を公表「日本代表でも自費遠征」パリ五輪メダリストでも厳しい現実 代表で制約よりも「少しでも動きやすく」
今の日本は「多様性」が大事だと言いつつ、一握りの対象に対して猛烈に集中する傾向が強い。マーケティングが行き過ぎていると言うか、リスクを取りたくない人が多いと言うか。
その象徴が大谷翔平だ。さっき、近所の本屋に行って撮ってきた。

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本屋のスポーツコーナーの4割は大谷だ。これらの本の中で、実際に大谷にあって取材をしたのは柳原直之さんの本くらいだろう。AKI猪瀬さんでも、どうだかわからない。

この間も関係のない私の記事のタイトルに編集が「大谷」をのっけた。案の定、ヤフコメで叩かれたが、とにかく「大谷翔平」とつければ、アクセスが跳ね上がるのだ。

私も「大谷」の記事のオーダーがやたら多い。大谷を1本書いて、自分の書きたいものを1本みたいな感じだ。自分が書いているメディアのアクセスアップに協力するのはプロとして当然だから、喜んで書かせてもらっている。幸い、大谷翔平は「データの宝庫」だから、書く分には不自由しないが、この「集中」はどうなのか、とも思っている。

一方で冒頭の記事のように、バドミントンでメダル級の活躍をするアスリートが、日本代表として海外に行く遠征費用さえ自己負担しなければならない事態も生じている。

これは日本バドミントン協会が経営難に陥っていることが原因のようだが、野球と比べてこの大きな格差はどうなのかと思ってしまう。

一つには、こうしたスポーツ団体の経営者が、ビジネス手腕がなくて、スポンサーの獲得やプロモーションなどをする才覚がないことも大きいが、メディアやスポンサーが、大谷翔平や北口榛花などごく一部のアスリートに集中して、多くのアスリートには鼻もひっかけないと言う現状も大きいのだろう。

要するにメディアもスポンサーも、その多くは「スポーツが好き」ではなくて「勝ち馬に乗る」ことばかり考えていると言うことだろう。

これって、本当に貧しいことだと思う。大谷もいいけど、トップアスリートは彼だけじゃない。彼らだってトップアスリートだ。




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