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デイリー新潮

イチロー氏(51)オリックス監督には「なろうと思えばいつでもなれていたのだが…」「人種」でも「人望」でもないメジャー監督への“壁”とは?
日本では現場社員が課長、部長と「管理職」になることを「出世」という。NPBでの選手は引退すれば「監督」になるのが出世コースのように言われている。

ベテランのアナウンサーが「イチローがマリナーズの監督にならないのは、人種の壁があるんじゃないかと思う」と言ったが、そうではないと思う。

MLBでは選手と監督、コーチは「職種が違う」。
名選手必ずしも名監督ならず、とは使い古された言葉ではあるが、MLBでは「そんなのあたりまえ」だろう。

3000本安打した打者は33人いるが、これら選手の監督成績はこうなっている。

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メジャーで1試合でも監督をしたのは、8人だけ。リーグ優勝はキャップ・アンソンが5回、トリス・スピーカーが1回。

アンソンが監督をしたのは19世紀。ほとんどがプレイングマネージャー、スピーカーもすべてプレイングマネージャーで1920年代。

1950年代以降で監督をしたのはピート・ローズとポール・モリターだけ。ローズも3年はプレイングマネージャー、野球賭博スキャンダルを起こした。モリターは2015~18年までツインズの采配を執った。

しかし25人のレジェンド打者は監督はしていない。

300勝以上の投手の監督成績

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25人いるが、監督経験があるのは5人だけ。
サイ・ヤング、ウォルター・ジョンソン、クリスティ・マッシューソンと伝説の投手の名前があるが、1950年代以降まで投げていた投手で、監督になった選手はいない。

「選手と監督は別物」だし、そもそも彼らはリッチだから、あくせく監督業をすることはないのだ。

日本的な感覚で「イチローが監督にならないのはけしからん!」というのは、認識不足もいいところだ。
松井秀喜もイチローも、松坂大輔も上原浩治も、みんな億万長者で、悠々自適なのだから、何を好き好んでこんな難しい仕事をするのか、ということだ。




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