
埼玉県八潮市の交差点で1月28日の昼に発生した道路陥没事故。トラックを運転していた74歳のドライバーが陥没した穴に落ちて、未だに救出されていない。
埼玉県はドライバー救出のために連日救援隊を派遣し、救出作業を行った。
ドライバーは事故発生時点では意識があり、声を発していたが、その後、穴の中に水と土砂が流出したために安否が不明になっている。
救出作業をしている最中にも、道路陥没が起こり、穴の大きさも大きくなった。
救援隊は、重機を穴の中におろすとためのスロープを造成することとなり、1日にはこれが完成。しかし穴からの出水があって重機を降ろすことができずに事態は進展していない。
最新のニュースでは「救出活動は当面、見通せず」だそうな。
事故災害での被災者の救命率は、72時間を経過すると急速に低下すると言われる。ドライバーの生存する確率は31日を境に大幅に低下しているはずだ。
例えば、アメリカなど海外であれば、事故直後に特別の訓練を積んだレスキュー隊が決死の救出作戦を実施するだろうが、時間が経過すれば「生存の確率は低い」として、災害現場の復旧などにシフトチェンジするはずだ。
確かに74歳のドライバーの人命は大事だ。また救助活動をする隊員の人命も大事だから、救出活動にも慎重を期するのは理解できるが、今日で事件発生から6日が立つ。
周辺地域では、通行に障害が出ているだけでなく、道路の地下に埋設されていた上下水道、電話、通信などライフラインが切断され、住民生活に大きな影響が出ている。

「人命」は確かに大事ではあるが、慎重を期するにもほどがあると言う気がする。
このまま何日も経過して、重機が穴の中に入ることができたとしても、ドライバーが生きている可能性は限りなく「0」に近いはずだ。事故に際して奇跡的に無傷であったとしても、74歳の老人が1週間近くも飲まず食わずで生存できるものだろうか。
この絶望的で壮大な「救出活動」を行っているのは建前上は「人命第一」ではあろうが、実際には「責任を追及されたくない」という行政側の消極的な姿勢が背景にあるのではないか。
私とて「奇跡の救出劇」を期待したい気持ちはあるが、いかにも日本的なこの選択が、本当にベストなのか、考えるべきではないか。
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最新のニュースでは「救出活動は当面、見通せず」だそうな。
事故災害での被災者の救命率は、72時間を経過すると急速に低下すると言われる。ドライバーの生存する確率は31日を境に大幅に低下しているはずだ。
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確かに74歳のドライバーの人命は大事だ。また救助活動をする隊員の人命も大事だから、救出活動にも慎重を期するのは理解できるが、今日で事件発生から6日が立つ。
周辺地域では、通行に障害が出ているだけでなく、道路の地下に埋設されていた上下水道、電話、通信などライフラインが切断され、住民生活に大きな影響が出ている。

「人命」は確かに大事ではあるが、慎重を期するにもほどがあると言う気がする。
このまま何日も経過して、重機が穴の中に入ることができたとしても、ドライバーが生きている可能性は限りなく「0」に近いはずだ。事故に際して奇跡的に無傷であったとしても、74歳の老人が1週間近くも飲まず食わずで生存できるものだろうか。
この絶望的で壮大な「救出活動」を行っているのは建前上は「人命第一」ではあろうが、実際には「責任を追及されたくない」という行政側の消極的な姿勢が背景にあるのではないか。
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コメント
コメント一覧
八潮市の事故でももう実質上そうなっていますよ。
緊急隊員はほとんど活動していない。
実態はそうなっているでしょうけど、公式には「人命救助」しているかのような発表になっている。
それが問題だと言っているわけです。「建前上」人命救助になっていることのおかしさについて書いている。理解できないからこんなコメントするんだろうけど。
埼玉県のHPでも公平に見れば分かります。
あったま悪いなー
県のプレス発表は、未だに「安否不明者の捜索」となっているから、メディアもみんな、そっちで報じる。
実態としての「災害復旧」を優先していると言えないのが問題だと言っている。それが、これからの対策の「優先順位」を狂わせる。
それに普通の人は県のHPなんて見ない。県のリリースを伝えるメディア発表を見る。
>県のプレス発表は、未だに「安否不明者の捜索」となっている
確認してみます。
それはどこにありますか?
プレス発表は、県のHPには載らない。
県の発表を報じる多くのメディアがこの事件について「安否不明者の捜索」的なタイトルになっている。これは県がそのような発表をしているから。
私のブログは、ほぼ絶望的な「人命」よりも「災害復旧」を優先、と明確に言い切れない今の行政、日本の在り方に疑問を呈している。
メディアの該当記事を出して下さい
自分で探しな。
あなたは野球の批評する時は、報道記事を引用し、リンクを貼る事が多い。
しかし、今回はしなかった、という事です。
>自分で探しな
あなたの頭の中など探せない。
どこの誰かもわからない、たった一人の人のために、リンク張ったりするのは、嫌なんですが、大サービスしましょう
https://mainichi.jp/graphs/20250131/mpj/00m/040/007000f/20250131mpj00m040002000p
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250201-OYT1T50097/
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20250203/1000113848.html
ここへきて、ようやく災害復旧の記事が出始めていますが、すでに事件発生から1週間がたっています。
建前上の「人命優先」を引きずり続けることによって、周辺への被害を拡大し、災害復旧を遅らせることになる、今の行政の「矛盾」について書いたのですが。
72時間を過ぎてさらに1日が過ぎた31日の時点で「人命救助とともに災害復旧にも力を入れる」と明言していれば、事態は変わったはずです。
あなたが特定項目だけに注目した事は分かりました。
面白いから県知事から職員向けの訓示を乗せておきます。
・『「人命」救助』の文言は事故発生翌日の午前中まで使われました。午後からは使われなくなりました。
・初期の最優先は「人命救助と被害の拡大防止」でした。人命救助だけではありませんでした。
【令和7年1月29日午前8時】第2回埼玉県危機対策会議
「人命救助と被害の拡大防止を最優先」
令和7年1月29日午前11時45分】第3回埼玉県危機対策会議
「人命救助と被害拡大防止を最優先」
【令和7年1月29日午後6時】第4回埼玉県危機対策会議
本件に関連して、ご協力をいただいている市民の皆様に感謝を申し上げるとともに、被害に遭った方、お怪我をされた方にお見舞いを申し上げる。
引き続き、国や市町村、消防、警察、ライフライン事業者など関係機関と連携を密にし、陥没被害の拡大及び影響を最小限にとどめるため、全力を尽くしていただきたい。
埼玉県危機対策会議について(八潮市における道路陥没事故)
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0401/kurashi/bosai/kikikanri/hogo/kekka/20250129.html?from=chumoku
メディアとしては、そのように受け取っていないし、県も「人命救助」を第一にしているかのような印象を与えたがっている。それを問題にしたわけです。
もちろん、並行してやるべき手を打つのは、行政として当然のことです。
「本当はこうだった」って言っても、伝わらなければ、意味がないでしょう。