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【広岡達朗】日本の優秀な選手が、毎年ポスティングで“メジャーに引き抜かれる”現状は我慢ができない
最近やたら多い、著書からの引用記事だ。メディアは取材費や執筆費用がかからないから、よくやる。著者にしても、本の売れ行きに貢献しそうだからOKする。


広岡はあと6日で93歳になる。足腰はかなり弱っているようで、野球の現場に行くのは難しそうだが、頭は明晰で、今の野球界にいろいろ直言するのだ。
しかし現場を知らず、せいぜい平成初期の感覚でモノを言うから、ほとんどが的外れだ。未だに根性論だし、昔の自慢話も多い。しかし最近肩身が狭くなっている「昭和オヤジ」には、それが耳に心地よいのだ。

ただ、今回の話は、現場にいないから見通せた話と言える。

広岡は、十数倍に広がったNPBとMLBの経済格差の中で「ダメ元」でMLBに挑戦するNPB選手が出てきているのではないか、と言っている。
その典型が藤浪で、NPBで不振に陥ったにもかかわらずMLBに挑戦したものの、好成績を上げることはできなかったが、それでもNPB時代の数倍の年俸を得ている。藤浪は23、24年の2年で10.2億円もの年俸を手にしている。彼が2013年から10シーズンで得た年俸総額が8.5億円だから、それを上回っている。
だから、キャンプ招待選手でも、アメリカで野球を続行しようとするのだ。

筒香、秋山翔吾、藤浪のようにMLBで成績を残せなかった選手でも、NPB時代よりもはるかに多くの年俸を手にしている。

私はこれらの選手が「ダメ元」とは全く思わない。心ならずも成績が残せなかったのだと思う。

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しかし、今後は「不成績でもいい金がもらえるなら、いっちょやるか」と考える選手が出てきてもおかしくないわけだ。

今回の広岡のコメントがまともなのは、それを求める選手を攻撃するのではなく、

こうしたいびつな日米野球関係を見るにつけ、日本の球団フロントとそれを統括するコミッショナーは何をしているのかと思う。グローバル化のなか、「若い選手の大リーグ志向」に寛大で、背中を押すだけでいいのだろうか。
これでは日本のプロ野球創立者で巨人の初代オーナー・正力松太郎さんの「大リーグに追いつき、追い越せ」の悲願は永久に実現することができないだろう。


と、ここまで経済格差が広がったのに、何ら打開策を考えないNPB、コミッショナーを非難している。
本質はまさにそこにある。「現状維持」しかできないNPBの頑迷さ、無能さによって「人材流出」が止まらないのだ。




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