
スポニチ
元中日監督の森繁和氏がDeNA訪問 駒大の後輩・戸柱は気付かず素通りし… 救ってくれたのはあの人
戸柱は1990年生まれ、2012年に駒澤大学卒業、今年35歳。森繁和は1954年生まれ、1976年に駒澤大学卒業、今年71歳。
森が大学を出たときには戸柱はまだ影も形もなかった。戸柱の親より森は年長。戸柱は鹿児島出身、森は千葉出身、駒澤大学の1点だけで、つながっているだけだ。
しかし、戸柱は駒澤大学野球部のOB会で、森や石毛宏典、広瀬哲朗、高橋尚成ら大物OBが居並ぶ中で、大島洋平や今永昇太らとともに「現役選手」として出席して、へいこらしているのだろう。
日本の野球界はとにかく「学歴」「学閥」が大事で、同じ学校に通っていれば、その関係が生涯続く。たとえ大学以外、何の共通点もなかったとしても、大学の先輩にはひたすら平身低頭しなければならない。

この記事は、DeNAキャンプに森繁和が来て三浦大輔監督と談笑していたところ、その前を戸柱が素通りしようとして、三浦監督に呼び止められて、慌てて膝魔づいてあいさつした、というものだ。
身内の作法としてそうするのは勝手だが、それをさも「大事」のように報じる神経がわからない。
こうした上下関係は、常識でも、当たり前でもない。野球など体育会系の“部族間”でしか通用しない、ごく小さな因習だ。
そしておそらく、この学閥、先輩後輩の上下関係は、今の世の中では「ネガティブ」「マイナス」の面の方が大きい。
何か改革、変革をしようとするときに、学閥、上下関係を説得するのは、障壁になることが多い。「俺に挨拶もなしに、何勝手なことやってんだよ」みたいなことを言う馬鹿な先輩は、今もたくさんいるのだ。
こうした先輩に平身低頭する習慣、もっと細かく見ると、ごく身内の理屈であることがわかる。
高校の野球部に取材したときなど、選手は目の前を通る担任は無視するが、遠くを通りかかる野球部の先輩には「おーっす!」と大声で挨拶するのだ。
要するに学閥の話は「怖い先輩」つながりの話であって、それほど上等なものではないのだ。
こんな猿山のサルみたいな因習がいつまでも続くようでは、新しい人材は入ってこないし、野球界の国際化や発展など、夢物語でしかないだろう。
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しかし、戸柱は駒澤大学野球部のOB会で、森や石毛宏典、広瀬哲朗、高橋尚成ら大物OBが居並ぶ中で、大島洋平や今永昇太らとともに「現役選手」として出席して、へいこらしているのだろう。
日本の野球界はとにかく「学歴」「学閥」が大事で、同じ学校に通っていれば、その関係が生涯続く。たとえ大学以外、何の共通点もなかったとしても、大学の先輩にはひたすら平身低頭しなければならない。

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身内の作法としてそうするのは勝手だが、それをさも「大事」のように報じる神経がわからない。
こうした上下関係は、常識でも、当たり前でもない。野球など体育会系の“部族間”でしか通用しない、ごく小さな因習だ。
そしておそらく、この学閥、先輩後輩の上下関係は、今の世の中では「ネガティブ」「マイナス」の面の方が大きい。
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