51gUobNDDSL._SY445_SX342_


私は2016年から日本野球科学研究会に参加している。この回は23年から日本野球学会となった。
もともとは、東京大学の平野裕一、筑波大学の川村卓、仙台大学の宮西智久など野球分野での「生体力学=バイオメカニクス」の研究者が、多くの知見を結集させて学問レベルを高めるために始めたものだ。

当初はバイオメカニクスの研究者が多かったが、次第にセイバーメトリクスや、データ計測、さらにはコーチング、野球を巡る社会学、社会教育学など多様な研究者が集結する会合になった。

研究者だけでなく、社会人、大学、高校の指導者や選手、NPBの監督、選手、データ関係の専門家、スポーツメーカーの担当者なども集まり「野球を学ぶ」一大イベントになっている。

私はこの回で知り合いになった人も多いし、さまざまなトレンドを教えてもらったりしている。

IMG_8654


当初、大学生や大学院生でこの回に参加していた若者が、NPBにアナリストとして就職したり、スポーツメーカーの開発担当などになって、そこで再会することもある。

こういう会合に出て、多くの人と接していると、今も高校野球や大学野球の現場である「暴力」「パワハラ」などの問題が「どこの国の話だ」と思えてくる。

しかしながら、現実には、こうした指導者がまだ根強く現場にいることも事実なのだ。

彼らは、野球学会で議論されているような話題については全く知らない。例えば、昨年、東北不次第で行われた野球学会では「投球強度に伴う肩、肘の故障」についての最新の研究成果が発表されたが、そういうデータは高野連も高校球界も知らない。なぜなら高野連や高校球界の指導者はほとんど来ていないし、問題を共有していないからだ。

私は日本高野連や学生野球協会の幹部や指導者はぜひ、日本野球学会に参加すべきだと思っている。またアマチュア球界の指導者も参加すべきだろう。

日本野球学会は、総体として「日本野球の諸問題」についての最新の知見が発表されているが、それを本当に知るべき現場の指導者が非常に少ない。第一に学ぶべき人が、来ていないのが最大の問題だと思っている。





私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!

好評発売中!

81UUCLO+nDL._SY466_

https://amzn.to/47hJdhC

2023年森原康平、全登板成績

NOWAR