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週べ
廣岡達朗コラム「吉田義男には負けたくなかった 楽なほう楽なほうに今の選手は流れる」
もう、この間せっかく評価したのに。
1歳年長の廣岡の吉田義男に対する追悼は、目新しい話ではなかったが、良いとして

「最近は体を左に回転させながらのスローイングが主流になっているが、クルリと回ると目標を見失う。自分の左側に飛んだ、届くか届かないかの際どい打球を捕った場合、回ったほうが確かに楽だとは思う。
逆シングルしかり、楽なほう楽なほうに今の選手は流れるのだ。その結果、品質が良くて捕りやすいグラブをはめているにもかかわらずエラーが多い。なっていない。ノッカーが分かっていないということだ」

廣岡達郎の遊撃手としての守備成績は、210失策、守備率.962、RF4.42、源田壮亮は77失策、守備率.984、RF4.65、すべてにおいて今の遊撃手の方が優秀だ。

投手の球速も、走塁技術も、作戦もすべてが進化している。60年前に引退し、指揮官としても40年前に引退した廣岡の「昔話」に付き合う必要はないだろう。

今の遊撃手はくるりと回って目標を見失うようなレベルでは、プロは務まらない。逆シングルやジャンピングスローで正確なプレーができなければレギュラーにはなれない。

スピードアップした今の野球で、こうしたプレーをするのは「楽だから」ではなく「そうしないとアウトにできない」からだ。

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いまさら言っても仕方がないが、昭和の白黒テレビの感覚の九十翁の言葉は、昔話でしかない。
今月死んだ吉田義男は、晩年になってもそんなことは言わなかった。




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