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プロ野球選手で、引退後、ギャンブルのために破産する人がいる。
すぐに思い出すのが種田仁だ。上宮高校では元木大介と共に、強打の内野手として甲子園で準優勝、中日、横浜、西武で活躍した。独特のガニマタ打法で知られたが、引退後にギャンブルで自己破産。

プロ野球選手はもともと「勝負師気質」があるから、ギャンブルにのめり込みやすい。それを野球に振り向けていればいいが、契約金、年俸など持ち慣れぬ金を得ることで、ギャンブルにつぎ込む選手が後を絶たないのだ。

種田はメディアでも大きく取り上げられたが、そこまで出世しなかった選手の中にも、ギャンブルで身を持ち崩した選手は多い。

日本という国は「ギャンブル天国」になっている。違法賭博の規定はあるが、競馬、競輪、競艇と公営ギャンブルがある。これらは、戦後復興期に、行政が臨時に財源を求めるために設立を認められたのだが、これが今まで存続している。

そして明らかな「ギャンブル」であるのに「そうでない」という建前になっているのが「パチンコ」だ。これも戦後にできたが、明らかな賭博行為なのに、掛け金が少額の上に「景品交換」という姑息な方法をとって「ギャンブルではない」ことになっている。パチンコ業界は自民党に大量に献金しているし、警察を退職した人間を団体顧問として雇用しているので、パチンコ全体が「聖域」のようになっている。しかしパチンコ依存で身を持ち崩した人は非常に多い。
パチンコ好きなプロ野球選手は非常に多い。高額所得のスター選手はパチンコで生活苦になることは少ないが、二軍選手などで、パチンコのために身を持ち崩す選手は結構いるのだ。

ただ、公営ギャンブルもパチンコも明らかな「斜陽産業」になっている。若い世代が既存のギャンブルに手を出さなくなっているのだ。競馬、競輪、競艇などは若者層を取り込もうとして、CMを打っている。健全なスポーツのようなイメージでアピールしているが、亡国の行いではあろう。

それ以上に深刻なのが「オンラインギャンブル」だ。日本ではオンラインの賭博行為はすべて違法だが、国境を越えてやってくるネットカジノの類は事実上野放しになっている。
オンラインギャンブルの運営会社は、自国では「合法」だから、まともな会社の顔をしているが、日本国内でこのギャンブルに手を出すのはすべて違法だ。

しかし、パチンコでさえ取り締まることができない国が、オンラインカジノなど取り締まれるはずがない。利用者は4百万人もいると言う。
今回、吉本の芸人が次々挙げられている。これ、水原一平の事件が契機の一つになっているのだろうが、だとすれば、野球界に波及するのは必然だ。

実のところ、二軍でくすぶっている選手の中にはオンラインカジノにはまっている選手が少なからずいる。そこそこ成績が残っているのに、突然引退する選手の中には、ギャンブルで首が回らなくなった選手もいると言う。

先日も行ったが、日本の当局が本気でオンラインカジノを取りしまるとすれば、NPB球団に波及するのは必定だ。当局は「一罰百戒」で吉本芸人を挙げたのかもしれないが、それでとどまることはないだろう。

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