
スポニチ
リーガでまたもファンが人種差別的チャント 試合が一時中断…1月には久保建英も被害に
誤解を恐れずに言えば、スポーツを理解し、楽しむには一定程度の「知性」が必要だ。
ルールを知っていても、スポーツをする意義、マナー、つまりはスポーツマンシップを理解していない人には、スポーツ観戦は本当は難しいのだと言える。
スポーツマンシップは、選手、相手チームの選手、審判、競技そのものへの「リスペクト」が基本になる。
もちろんひいきチームの勝利を期待して応援するのは、ファンとして当然だが、試合は自チームだけでは成立しない。相手チームがあってこそ成立する。
贔屓のチームが勝って「うれしい」のは当然として、負けたチームが負けて「うれしい」「ざまあみろ」ではないのが、正しいスポーツ観戦の姿勢だと言える。少々堅苦しいとはいえるが。
そういう意味で、相手チームをけなすことなどありえないわけだ。海外には、憎しみのあまりに人種差別的な口撃をする人も多いが、彼らはスポーツの名を借りて、日ごろの不満や不信の感情を、相手選手にぶつけていると言えよう。「知性」の欠如が、こうした行為に人を駆り立てている。

レイシズムは、この世から排除すべきものであり、どんな状況であっても口にしてはならない。しかし、ドナルド・トランプが大統領に就任して以降、レイシズムは勢いを増す傾向にある。
アメリカでは、トランプ大統領が就任する以前から、黒人、有色人種に対する誹謗中傷が増えてきたとされる。さらにトランプは「非白人に対する過度の擁護によって、白人が差別されている」と根拠不明の主張をして南アフリカへの経済援助や支援を停止した。
こうした傾向に力を得て、スポーツの世界でも人種差別的な言辞が増える恐れがある。サッカーだけでなく、野球の世界でも、レイシズムが蔓延する恐れがある。
機構や球団、クラブは、差別を許さない厳しい姿勢を示していく必要があるだろう。
ダルビッシュは、かつてユリエスキ・グリエルから「チニート(小さな中国の少年)」と蔑まれたことがあった。今年、パドレスで2人はチームメイトになったが、ダルはこれを大事にはしなかった。「寛容」もスポーツマンには重要な姿勢ではある。
最近、日本でもSNSなどで過激で根拠不確かな情報が飛び交っているが、これがレイシズムにつながる恐れもある。
Jリーグの場合、問題行動をしたサポーターを出禁にするなどこうした言辞を厳しく取り締まっている。
しかしNPBは、広島ファンに対して「原爆云々」のヤジを浴びせたファンを、軽く注意しただけで放置した。
おかしな世の中になってきつつある。NPBではSNSでの誹謗中傷に対する規制を強化したが、球場でのヤジ、とりわけ人種差別的な言辞に対しても、問題意識を高めていく必要があろう。
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そういう意味で、相手チームをけなすことなどありえないわけだ。海外には、憎しみのあまりに人種差別的な口撃をする人も多いが、彼らはスポーツの名を借りて、日ごろの不満や不信の感情を、相手選手にぶつけていると言えよう。「知性」の欠如が、こうした行為に人を駆り立てている。

レイシズムは、この世から排除すべきものであり、どんな状況であっても口にしてはならない。しかし、ドナルド・トランプが大統領に就任して以降、レイシズムは勢いを増す傾向にある。
アメリカでは、トランプ大統領が就任する以前から、黒人、有色人種に対する誹謗中傷が増えてきたとされる。さらにトランプは「非白人に対する過度の擁護によって、白人が差別されている」と根拠不明の主張をして南アフリカへの経済援助や支援を停止した。
こうした傾向に力を得て、スポーツの世界でも人種差別的な言辞が増える恐れがある。サッカーだけでなく、野球の世界でも、レイシズムが蔓延する恐れがある。
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Jリーグの場合、問題行動をしたサポーターを出禁にするなどこうした言辞を厳しく取り締まっている。
しかしNPBは、広島ファンに対して「原爆云々」のヤジを浴びせたファンを、軽く注意しただけで放置した。
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コメント
コメント一覧
私はスポーツから「レイシズム」を排除する以前に、スポーツから「レイシズムの議論」を排除すべきだと思っています。
スポーツは選手の人種や民族で良し悪しを考えて観戦するのではなく選手のパフォーマンスを純粋に楽しむべきだということですね。そうでない方向にいきかねないトランプ政権を政治から排除するほうがスポーツのファンドムも選手のパフォーマンスも高めるのではと思います。個人的なことですが、今、教育が高くダイバーシティを尊ぶ米国人たちが苦しんでいます。プロスポーツをこよなく愛する彼ら彼女らがスポーツ観戦どころではなくなっているのです。