
東洋経済オンライン
「この世が終わった」のを知らないのは日本だけだ資本主義、民主主義が終わりバブルは崩壊する
私もその一人だが、東洋経済オンラインの執筆陣で、この慶應の先生は、一種の名物のようになっている。必ず記事の最後に「競馬予想」をするので、本気かどうか疑わしい気になるが、その先生をして、トランプ政権出現を「この世の終わり」のように言わしめている。
日本では、「ゼレンスキーはこうするべきでなかった、ああすればよかった」、というたぐいの話ばかりである。だが、当地のアメリカでさえ、FOXニュース以外は、「トランプ、ヴァンスの大批判、アメリカは終わり」という議論である。
日本のワイドショーのコメンテーターは、当たり障りのないことしか言わない。バイデンが大統領の時は、バイデンの欠点、長所を過不足なく口にする。トランプになったら、同様に、欠点、長所を過不足なく、バランスよく指摘するだけ。どこからか突っ込まれることを恐れて、毒にも薬にもならないことを言う。日本のメディアの話を聞いていると、単にアメリカの政権が民主党から共和党に代わっただけのように思えてしまう。

しかしそうではないのだ。この先生が言っているようにトランプの今回の政権は、
もはやアメリカは伝統的な孤立主義に戻るどころか、利己主義に陥ったのだ。余計なことにはかかわらない、世界に対して無責任というのではなく、窮地に陥っている弱者の弱みに付け込んで絞り上げる、自国が得をすることだけを考え、ほかの国の将来がどうなっても構わない、という誰からも尊敬されない愛嬌すらないいじめっ子に成り下がったのだ。
ということなのだ。
近現代史とは、産業革命以降、巨大な力を持つに至った人類が、その力を人類全体で共有するためには、どうすればいいか?を考える道のりだったのだ。
その間には2度の世界大戦もあったし、惨事も多くあったが、それでも多くの国が独立し、国家を超えた交流が広がり、人々は開放されていったわけだ。グローーバリズムは、世界が富を分配するプロセスだったはずだ。
しかしトランプは、愚かな人たちとともに、それを全否定し、陰謀と決めつけて、実現するはずもない「アメリカ一国主義」に突き進んでいるのだ。
この世は終わり、資本主義・民主主義体制は終わり(戦争をはじめ、力だけが支配する世界であり、かつ日常はそれにかかわらず静かな繰り返しが行われる社会)、バブルは崩壊するのである
まさにディストピアの出現だ。日本人がそれに気が付くのは、どこかの軍隊が家の近くにやってきたり、理不尽な理由で隣人が殺されたりし始めてからだろう。
その直前まで、我々は、平穏な日々を楽しみ続けるのだろう。
この先生が、それでも競馬の話をするように。
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しかしそうではないのだ。この先生が言っているようにトランプの今回の政権は、
もはやアメリカは伝統的な孤立主義に戻るどころか、利己主義に陥ったのだ。余計なことにはかかわらない、世界に対して無責任というのではなく、窮地に陥っている弱者の弱みに付け込んで絞り上げる、自国が得をすることだけを考え、ほかの国の将来がどうなっても構わない、という誰からも尊敬されない愛嬌すらないいじめっ子に成り下がったのだ。
ということなのだ。
近現代史とは、産業革命以降、巨大な力を持つに至った人類が、その力を人類全体で共有するためには、どうすればいいか?を考える道のりだったのだ。
その間には2度の世界大戦もあったし、惨事も多くあったが、それでも多くの国が独立し、国家を超えた交流が広がり、人々は開放されていったわけだ。グローーバリズムは、世界が富を分配するプロセスだったはずだ。
しかしトランプは、愚かな人たちとともに、それを全否定し、陰謀と決めつけて、実現するはずもない「アメリカ一国主義」に突き進んでいるのだ。
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