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東洋経済オンライン
老朽化が深刻?「ZOZOマリン」が抱える "課題"
千葉ロッテマリーンズとZOZOマリン球場の関係は、NPBの「成功事例」ではあった。

小泉政権の「骨太の改革」によって、税金で建てた施設の運営を民間企業が請け負うことが可能になった。これを「指定管理者制度」というが、それを受けて千葉ロッテマリーンズが、千葉マリンスタジアムの「指定管理者」になったのだ。

指定管理者のスタンスには、2種類ある。一つは、自治体から委託金を支払ってもらって、その予算内で施設を運営する形。今の多くの施設がそれだ。
今、多くの図書館や病院、スタジアムなどがそういう形でやっている。しかしこれでは、その施設をベースにして大きなビジネスを展開することはできない。

もう一つは、委託金はもらわない限りに、スタジアムの「営業権」をまるごともらって、自分たちのスタジアムであるかのように、自由に商売をするスタイルもある。この場合、行政に「使用料」を支払う形だ。千葉ロッテはこのスタイルで千葉マリンスタジアムと契約した。

これによって、球場の入場料収入から物販、飲食、放映権までの売り上げが全部、球団に入る。行政も委託料を指定管理者に支払うのではなく、反対に「使用料」を受け取ることができる。
球団にも行政にもメリットがあるWINWINの関係ではある。

ただ、球場の改修、建て替えとなると、問題が出てくる。千葉ロッテが商売する球場を、千葉市が税金を使って建て替えるのか?みたいな議論が出てくる。「市民のための球場になっていないのに」みたいな人が必ず出てくる。

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ZOZOマリン球場では、プロ野球だけではなく高校野球の予選なども行われている。その運営は、千葉ロッテ球団が請け負って、運営会社に委託している。
「プロ野球だけで使っている」わけではないのだが「俺たちの税金を使いやがって」みたいなクレームをする人が必ず出てくるのだ。大して納税してないだろうに、とは思うが。

千葉ロッテは、改修するにしても、新規に球場に建築するにしてもある程度資金を拠出する気はあるだろうが、自前の球場は難しい。行政に頼らざるを得ない。

このあたり、慎重な議論が必要だろう。





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