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AERA
「なぜ、サッカー界に大谷翔平級の選手がいないのか?」セルジオ越後が語る意外な理由〈「あす開幕!二刀流大谷翔平 有言実行伝説&超絶プレーBEST30」きょう放送〉あす開幕!二刀流大谷翔平 有言実行伝説&超絶プレーBEST30
セルジオ越後は、日本のスポーツについて鋭い指摘をしている。一番印象的だったのは「補欠は日本だけ、他の国には存在しない」という指摘だ。本まで出している。

今、空前の大谷翔平ブームが起こっているが、そんな中で「なぜサッカー界に大谷翔平が出ないのか?」について言及している。賛同しがたい部分もあるが。

「日本の学校には、“選手”がいない。皆、“生徒”なのです。文部科学省が推進している以上、いかに勉強させるかが最優先ですし、スポーツは二の次。6・3・3制度の中で生徒としてスポーツをしている限り、いつまでたっても選手にはなれません」
「日本ではプロになれなかった場合におびえて、学歴をキープする人も多いのです。中学卒業後にブラジルに渡った三浦知良さんのように、早くからレベルの高い海外に出ることも成長につながりますが、海外に出て成功するのは一握りなので、みな尻込みしてしまう」


南米やアフリカなどの国から出て、スーパースターになる選手は、学校などすっ飛ばしてサッカー界に身を投じている。三浦カズもそうした。それを「成功事例」として、若いころから学校で勉強をせずサッカー三昧することが、スーパースターを生み出すことにつながるということだが、この手のスーパースターの出身国は、教育が未整備の国だ。一握りのスーパースターを生むために「勉強しない」若者を生み出すような社会が良いとはいいがたい。

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「野球には高野連(日本高等学校野球連盟)という独立した組織があるのに、サッカーは高体連(全国高等学校体育連盟)として、ほかのスポーツの中にひとくくりにされています。僕は海外から来たとき、なぜ野球だけが独立しているのか不思議だったのです。(レベル向上において)高野連の果たしてきた役割は大きいですし、サッカーと扱いが大きく違う。それなら、サッカーも野球にならって『高校サッカー連』を作るべきではないでしょうか」

野球が高野連という独立した組織を作ったのは、佐伯達夫が、戦前最大の人気スポーツだった野球が、統括組織を持っていなかったために政治や軍部の影響を受けたことに鑑み、圧力を受けないために独立した統括団体を作ったのだ。高体連はそれに追随してできた。高野連が高体連と別の組織だったことは、マルチスポーツを阻害するなど、デメリットの方が大きいと思う。

ただ、この指摘は重要だろう

「特にストライカーには、クリエイティビティーが求められます。これは、教えられて身につくものではありません。ペレやマラドーナ、ネイマールも幼いころはストリートサッカーで大人も子どもも一緒になって、自分の頭で考えながらプレーし、センスを養いました。でも日本ではクラブチームでも授業のような形で、教えられたことをこなすだけ。これでは自分で考えてプレーするのではなく、教えられたことを忠実にこなす選手ばかりが生まれてしまう」

日本の教育は、スポーツだけでなく何事によらず「クリエイティビティ」を教えるのが苦手だ。「ああしなさい」「こうしなさい」と手取り足取りで「教える」のが教育だと思っている。そういう「師弟関係」「徒弟制度」では、創造性の高い選手は生まれない。

しかし今の日本に「大谷翔平」が出たのは「野球のおかげ」ではなく、幸運でしかないように思う。彼は独立不羈の精神を持ちながらも、非常に聡明で、人の話を聞く耳を持っている。そして高卒だが、学ぶことができるので、高いレベルのことも理解できる。そのうえで抜群の体格と能力を持っている。

日本野球から「第二の大谷翔平」が出ていないことからもわかるように、大谷翔平は「野球界にもたらされた奇跡」みたいなものだろう。頑迷で保守的な野球界に育ったにも拘わらず、大谷が出たのは「幸運」でしかないのではないか。

ただ大谷のようなクリエイティブな生き方は、サッカー、野球を問わず、若者に「自分で活きる」道筋を指し示すという意味で、大事だと思う。




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