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ずっとそういい続けてきたのだが、野球に関わらず、スポーツに関わらず、あらゆる分野のカテゴリーは「すそ野が拡大しないと発展がない」。これは明白なことだ。
すそ野が広いと言うことは「初心者がたくさんいる」ということだ。
初心者とは一時的にせよ「技量的に劣っている」人たちではある。そういう人たちは、習熟した人に比べれば見劣りはするが、それだけに「発展の余地」つまり「伸びしろ」があるわけだ。

こういう人たちがたくさんいるカテゴリーは「初心者」から「中級者」「上級者」へと進化する人も多い。つまり初級から中級、上級へとコンペティターも多くなるわけで、その分、競争環境も厳しくなる。その結果として、カテゴリー全体のレベルも高くなる。
レベルが高くなれば「見ごたえ」も上がるし、注目度も大きくなりステイタスも上がっていく。
そして注目度の高いカテゴリーには、入門者も多くなるから、すそ野はさらに広くなる。

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そういう「好循環」で、カテゴリーは発展していくのだ。

まさに野球はそういうプロセスで発展してきた。優秀な選手が集結することで「甲子園」「プロ野球」などの大会は、レベルアップし、さらに多くの人を集めるようになった。

そのプロセスを考えると、一番重要なのは「初心者だ」ということに思い至る。
本当は技量が未熟な「初心者」こそ、大切にしなければならなかったのだが、野球界は、初心者、技量未熟な選手を見下し、馬鹿にしてきた。
有力高校では技量抜群の選手だけを最初から優遇し、下手くそな選手には機会さえ満足に与えなかった。
昭和の昔は、たくさん入ってきた選手をふるいにかけて、退部させることさえ行われてきた。
野球がナショナルパスタイムだった時代には、こうした傲慢な指導者が、本来は大きな可能性のある若者たちを、いい加減で恣意的な理由でオミットしてきたのだ。

今、大谷翔平がこんなに人気になり、MLBやプロ野球にたくさんお客が入っているにもかかわらず、野球の競技人口が増えていないのは、いろんな理由があるだろうが、現場で野球を教える指導者や、チーム、学校が従来の「傲慢さ=嫌ならやめろ」という姿勢を未だに残しているからだろう。

下手くそでも野球が大好きな人たちが増えないと、野球の発展はあり得ないのだが、そういう認識がある野球人は、残念ながらあまり多くないと思う。




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