51CK9hmDhVL._SY445_SX342_


人はだれしも春になると「大きな表」を作ってみたいという願望を抱くものだが、2024年のNPB球団がどの球場で、どれだけ観客を動員しているかを大きな表にしてみた。
スマホで見る方は申し訳ないが、拡大するなどしてみていただきたい。

一番上にトータル。上段に本拠地、準本拠地、その下に地方球場。準本拠地以上は、試合数、動員数、平均観客数、動員率を入れた。各球場の下の数字はキャパ。

NPB-ATT2024


この表では各球団が、どの球場で主催試合をしているかがわかる。

巨人は東京ドームで64試合、京セラドームで2試合、岐阜球場で1試合、地方球場で5試合を行っている。ただ、巨人戦であっても地方球場では2万人はいることはない。地方球場のキャパは2~3万人だが満員はほとんどない。

阪神は、甲子園で高校野球をしているときに京セラドームを使う。また昔から倉敷で試合をしているが、他の球場では試合をしなくなった。

DeNAはハマスタ以外で、過去には草薙などでも試合をしていたが、今は新潟で1試合だけ。これもいっぱいにはなっていない。

広島は昔は呉などでもやっていたが、マツダスタジアムだけ。

ヤクルトは神宮のほかに、親会社と縁がある松山と鹿児島で3試合。

中日はバンテリンのほか、縁の深い長良球場と豊橋で試合をしている。

ソフトバンクは本拠地だけでなく、北九州、熊本、宮崎、大分で4試合。「九州がマーケット」という認識だ。さらに京セラドームでも主催試合をしている。

日ハムは札幌ドーム時代は北海道各地で試合をしていたが、今はエスコンだけ。

ロッテもZOZOマリンだけ。ただ、今年は東京ドームで1試合する。

楽天は本拠地と東北の4球場で試合をしているが、これに加え昨年は東京ドームでも1試合。

オリックスは京セラと準本拠地のほっともっとで試合をしているが、ほっともっとの試合は年々減っている。那覇の2試合は今季はない。

西武はベルーナのほかに準本拠地の県営大宮を使うが、これも年々減っている。

ざっくり言えば、お客も入らず施設も貧弱な地方球場での試合は、NPB球団としては「やりたくない」のが本音だ。ファンクラブ中心のリピーターは本拠地球場に来る。地方球場は難しい。

そして20年ほど前から東京ドームと京セラドームが稼働率を上げるため、他球団に「営業」をかけている。東京ドームは観客動員が見込めるので、ソフトバンク、楽天が試合をしているが、増加傾向にある。

京セラドームは巨人、阪神、ソフトバンク、オリックスが主催試合をして、年間の試合数は73試合にもなっている。

ここから見えるのは、本拠地以外ではしっかり集客ができないというNPBの現状だ。

unnamed



28208984_s





私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!

好評発売中!

81UUCLO+nDL._SY466_

https://amzn.to/47hJdhC

2023年森原康平、全登板成績

NOWAR