小さいころから野球が大好きだったが、運動神経は非常に悪くて、野球は一向に上達しなかった。体も小さかったから、小学校時代はずっと「ごまめ」扱いだった。野球選手になることなど、夢にも考えたことがなかったが、新聞を読むようになって、プロ野球の記録がいろいろ載っているのを毎日チェックするようになった。「打率ベスト10」とか「防御率ベスト10」だ。この小さな四角い表を「面白い」と思ったのが「野球の記録」を好きになった入り口だ。

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