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野村克也のファンになったのがきっかけで、南海ホークスのファンになった。大阪に緑のホークスがいた時代は、よく大阪球場に行ったし、負けると気分が悪かったのだが。
福岡の地で3試合ホークスのホームゲームを見て、弱そうな楽天に3連敗するのを見たが、気分は悪くならなかったし、そこはかとないおかしみというか、乾いた笑いのようなものがこみ上げた。私は完全にホークスファンではなくなったのだろう。

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連敗して迎えた17日、ホークスの先発は若手の前田純、楽天は40歳の岸。岸はこないだの本拠地での日ハム戦で4回8失点と惨敗している。このままずるずるいくと、年齢が年齢だけに「引退」の2文字が浮かんでくる。

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前田も岸も小気味よい登板で、5回を投げ切った。6回、岸は無死一二塁のピンチを迎えたが二死までこぎつけた。しかしここで中村晃に3ランを打たれる。5.2回108球自責点3。

連敗中のホークスだが、どうやら今日は勝ちパターンだ。花火が見れるかと思った。

ホークスは前田純、杉山、松本裕とつなぐが、松本が鈴木大地にタイムリー二塁打を打たれ3-1に。

イーグルスは加治屋、西垣、松井と二線級の救援をつないで最終回に。

オ・ス・ナ、オ・ス・ナのコールがかかったときに、嫌な感じがしたのは私だけではなかったと思う。
パ最高の12億円、4年総額40億円超のクローザーだが、9日のオリックス戦では、最後は何とか逃げ切ったものの、3失点、この試合オリは、平野佳寿を最後に起用して山川の本塁打など4失点で大逆転を食らったが、裏に出たオスナもメロメロだったのだ。
オリックスには平野のほかにマチャドというクローザーがいるが、ホークスはオスナしかいない。こっちの方が問題は大きいと思っていたのだ。

オスナは次のロッテ戦も1失点している。
この3連戦の頭は抑えたものの、大事な最終回をまかせるには、あまりにも頼りない。

果たして、オスナは渡邊佳に二塁打を許すと、代打村林に同点2ラン、そして浅村にも勝ち越し三塁打を打たれ、見事にひっくり返されたのだ。

昨年の終わりころから、私はオスナが打たれるシーンを何度か見て来た。大丈夫かと思っていたが、ソフトバンクはNPB史上最大級の契約を結んだ。そうなると小久保監督はオスナを使わないわけにはいかない。これ、フロントの判断ミスではないか。

オスナの代役はいない。左腕のヘルナンデスは去年は良かったが今年はノーコンだ。オスナ一択だったのだが、今の状態では、ダ・ス・ナ、ダ・ス・ナ、である。
オスナ自身もマウンドで本当に辛そうだ。

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最終回に上がった則本も今季は本調子ではなく、2死一三塁まで迫られたが、山川穂高を二飛に仕留めてマウンドでほえた。

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昔なら、こういう試合の後は、おっさんがゴミ箱を蹴飛ばしたり、大声を上げたり、大変な騒ぎになるはずだが、今のお客は「ま、しかたないね」とさばさばして帰った。

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しかし今日もお客は3万ちょっと、内野の空席は結構目立った。

私は、薬師丸ひろ子の替え歌を口ずさみながら、宿に帰った。

笑っちゃう セーブの とり方も知らない
12億も払って、いたのにねー




Note


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