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昨日のNHKスペシャル「『オンラインカジノ』それは、“つくられた依存症”だった…」は、絶対に見ようと思っていた。
今の日本が、オンラインカジノにとっては「無人の荒野」のようになっているのは、薄々理解していた。主としてイギリスなどに本拠があるオンラインカジノは、エージェントを通じて日本にアプローチをしているが、それは「エンタテイメントを提供する」というような健全な目的ではなく「日本人をギャンブル依存症にして、富を徹底的に搾取する」ために仕組まれた巧妙な「収奪システム」なのだ。

Nスぺでは、地中海のマルタ島にあるオンラインカジノのフロントに、日本人がディーラーとして続々雇われていることや、オンラインカジノの開発者が「人を依存症にするシステムを作ってしまった」と後悔するシーンなどが紹介された。また依存症になって、一時は施設に入ったものの失踪した若者も紹介された。

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今年になって吉本興業や卓球、NPBなどで「違法なオンラインカジノ」に手を染めている人が挙げられたが、全員「微罪」扱いで、形式犯のような扱いだった。

しかし日本の警察当局は、相当な危機感を持ってオンラインカジノの取り締まりに動いている。すでにオンラインカジノを通じて、日本から奪われた金は1兆円に上るとされる。ここまで、日本政府は、海外からの収奪行為にほとんど注意を払ってこなかった。
その「不作為」の責任を問われたくないがために、吉本芸人やスポーツ選手は「微罪」としたが、実態としては薬物中毒と同等か、それ以上の「汚染」が拡がっているから、国はようやく本腰を入れて取り締まろうとしているのだ。

プロ野球からの違反者は15人とのことだが、そんな可愛い数字ではないだろう。
今の若いプロ野球選手の「散財」は、主として「女」「焼肉」「オンラインカジノ」だ。
人目があるために昔のように「賭け麻雀」「賭けゴルフ」をするプロ野球選手はいなくなった。オフも忙しいのでプライベートの時間は限られるが、スマホ一つあれば、いつでもどこでも遊べる「オンラインカジノ」は、格好の「遊び」になっている。

特に高校を出たばかりで大金を手にした若手選手は、全く無防備に「オンラインカジノ」に手を染める。ギャンブル依存症に全員がなるわけではないが、中には数千万という金を溶かす選手もいるのだ。

警察当局とNPBの「妥協」で、今回は「小さなお仕置き」でことをすませたが、実態はそんな生易しいものではない。
NPBはそれほど期待できないが、各球団は選手が絶対に「オンラインカジノ」に手を出さないようにするため、徹底的な指導と、取り締まりが必要だろう。





Note


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