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吉田正尚のCMは、単独では奥村組だけで、日曜朝に流れているが、その1本だけでも広告主は「失敗した」と思っていることだろう。
吉田は右手関節唇の故障で、今季はまだ試合に出ていない。打つ方は大丈夫だが、投げる方が十分ではないという。吉田は今季もDHで、守備に就かないからいいんじゃないか、といいたいところだが、今季、レッドソックスはラファエル・デバースをDHに据え、吉田は外野を守る予定になっていたのだ。

4月3日に一塁手のトリスタン・カサスが左膝蓋腱断を負い、今季絶望になったことで、日本メディアはデバースが一塁に回って、吉田がDHに収まるのではないかと言っているが、レッドソックス生え抜きのデバースはもともと三塁手で、マイナーも含め一度も一塁を守ったことがない。
デバース以外の一塁手を控えやマイナーから引き上げるか、よそからとってくる可能性が高いのではないか。

吉田正尚も一塁を守ったことはないから、カサスに代わって一塁を守る可能性はないだろう。

そうなれば、吉田が復帰したとしても、DHか不振の外野手ラファエラに代わって守備に就くか、代打かしかないだろう。

限られた打席数で結果を出さないと、吉田の立場はますますまずくなっている。

こうなるとネックになるのが、吉田が23年に結んだ5年9000万ドルと言われる契約だ。今年で3年目、あと2年、3720万ドル、50億円以上の年俸が吉田には付きまとってくる。

その年俸を負担してまで「吉田と契約したい」と思う球団があるかどうか?

問題は「吉田が守れない」ことだけではない。安打はそこそこ打つが、打撃に「華」がなくてアピール度が弱い。
MLB球団は大谷翔平以来「日本選手が活躍すると、日本のスポンサーが球団につく」みたいな期待感を抱くようになったが、吉田の場合、日本メディアでさえもスポンサーがつかない。地味すぎるのだ。

投手であれば好投すれば日本メディアが大きく取り上げるが、打者はホームランでも打たない限り、派手な報道はされない。

吉田はすでに100億円以上の報酬を得ているから、生活は一生安泰ではあろうが、選手としては不本意だろう。

MLBには、守備が得意でない打者、NPBで「出来上がった打者」は行かない方がいいのだ。吉田正尚の苦境は村上宗隆、岡本和真への警鐘になっている。

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Note


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