
門田博光、村田兆治、米田哲也。「野球さえできれば、全部OK」という昭和の馬鹿な野球人の悲惨の報道が続いている。メディアの格好の餌食になっている感もある。
「名球会」入りの選手は、現役時代はサラリーマン数人分以上の報酬を得ていた。しかしその大金を蕩尽した果てに、引退時点であらかた溶かしてしまった選手も少なからずいたのだ。
昨年、東洋経済オンラインで、プロ野球選手の資産形成についての記事を書いた。
プロ野球選手「億単位の年俸」でも貯金たまらぬ訳
記事には書いていないが、ギャンブルや飲食、女性に大金を使う有名選手がいまだにいるという話も聞いた。アセットマネジメントの社長は「プロ野球では、年俸が高い選手ほど、ずっとそれが続くと思っている方が多いんですね」と言ったが、まさに実感なのだ。

選手が生活破綻する背景には本人の資質に加えて「家庭」「教育」の問題がある。親が堅実な生活をしていなかった家庭、破綻した家庭に育った子供はそもそも「まともな生活」とはどんなものか、がわからない。
そして「教育」は、せんじ詰めれば「物事の道理を知って」「先を予測する」能力を見に着けることだ。学歴はともかくしっかり「教育」を受けた人間は「こんな生活をしていたら、この先どうなるか?」を自分で予測することができる。
ギャンブルは「誰かに誘われて始める」ことが多いが、これに対しても「本当に大丈夫なのか」判断することができるはずだ。
日本だけではなく、アメリカでも巨額の報酬を得ながら、引退後破綻する有名選手が少なくない。金満選手には、金目当ての取り巻きがつくことが多いが、それも問題ではある。
日本の引退選手でも、常に怪しげな取り巻きを引き連れている選手をよく目にする。
名球会選手で言うと、清原和博が依然「要注意」だが、ほかにも悲惨な「引退後」の生活を送っている名選手がいる。私などもそういう話を耳にする。
基本的には「自己責任」ではあろうが、指導者は「世の中はどうなっているのか、自分はどんな世界で、何で飯を食っていくのか」を最低限選手に教える責任があるだろう。
「野球だけできればいいんだ」という指導者は、今の野球界では「失格」であることを再確認しておきたい。
昨年、東洋経済オンラインで、プロ野球選手の資産形成についての記事を書いた。
プロ野球選手「億単位の年俸」でも貯金たまらぬ訳
記事には書いていないが、ギャンブルや飲食、女性に大金を使う有名選手がいまだにいるという話も聞いた。アセットマネジメントの社長は「プロ野球では、年俸が高い選手ほど、ずっとそれが続くと思っている方が多いんですね」と言ったが、まさに実感なのだ。

選手が生活破綻する背景には本人の資質に加えて「家庭」「教育」の問題がある。親が堅実な生活をしていなかった家庭、破綻した家庭に育った子供はそもそも「まともな生活」とはどんなものか、がわからない。
そして「教育」は、せんじ詰めれば「物事の道理を知って」「先を予測する」能力を見に着けることだ。学歴はともかくしっかり「教育」を受けた人間は「こんな生活をしていたら、この先どうなるか?」を自分で予測することができる。
ギャンブルは「誰かに誘われて始める」ことが多いが、これに対しても「本当に大丈夫なのか」判断することができるはずだ。
日本だけではなく、アメリカでも巨額の報酬を得ながら、引退後破綻する有名選手が少なくない。金満選手には、金目当ての取り巻きがつくことが多いが、それも問題ではある。
日本の引退選手でも、常に怪しげな取り巻きを引き連れている選手をよく目にする。
名球会選手で言うと、清原和博が依然「要注意」だが、ほかにも悲惨な「引退後」の生活を送っている名選手がいる。私などもそういう話を耳にする。
基本的には「自己責任」ではあろうが、指導者は「世の中はどうなっているのか、自分はどんな世界で、何で飯を食っていくのか」を最低限選手に教える責任があるだろう。
「野球だけできればいいんだ」という指導者は、今の野球界では「失格」であることを再確認しておきたい。
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