
NHK
「資格停止」処分のパラアーチェリー国内競技団体 解散決定
日本身体障害者アーチェリー連盟は、事業計画書や収支予算書を提出していないことが確認されたほか、理事が相次いで辞任したことなどを受け、組織のガバナンスが機能不全の状態にあるとして、統括団体の日本パラスポーツ協会からことし2月に「資格停止」の処分を受けていました。
スポニチ
行司が力士会積立金横領疑惑…数年前からギャンブルで数千万円
数年前からギャンブルなどの資金に充て使い込んだ額は数千万円に及ぶという。力士らの告発で発覚し、理事会で処分される見通しで、厳罰は必至とされる。当該行司は5月の夏場所は初日から休場していた。
日本バドミントン協会職員の使い込みとか、日本バレーボール協会:役員による診断書偽造と隠蔽問題とか、スポーツ団体は、とかくみっともない不祥事が数多い。
なぜ、スポーツ団体は「腐敗」しやすいのか。競技が何であるかを問わず、共通する特質があると思う。

まず「競技至上主義」
スポーツ団体では、その競技で優れているか、実績を残したかがすべて、みたいになる。優秀な競技者が、団体幹部になるのが通例だ。その人間が経営やマネジメントの手腕があるかどうかは全く問われない。
そして経理や総務、マネジメントなどには優秀な人材を配するのではなく「どうでもいい人間」を置きがちだ。元競技者で就職口がない人間、競技者の知り合いなど。多くは縁故で、数字に強いとか、倫理観があるとかは問わない。
競技者上りは、そうした裏方、マネジメントをする人間を単なる小間使いのようにしか見ていない。どうでもいいと思っている。
だから仕事を丸投げして、チェックもしない。そんないい加減な体質が、不正の温床になっている。
そして「年功序列」「上意下達」
そんな暗愚な団体幹部しかいないのに、多くのスポーツ団体では、組織改革などで活発な議論が行われることは少ない。多くは年長者の言うことが絶対で、上意下達の空気が支配している。
そんな中で私腹を肥やすような人間が内部から出ても、幹部を懐柔することができれば、不正は長期にわたって発覚しない。組織が硬直化することが不正の温床となるのだ。
自由な議論や情報開示などの風土が団体にないことが、不正を頻発させ、それを大事にしてしまうことになる。
その点、NPBやJリーグはこうした「金銭を巡るトラブル」が少ない。
NPBの場合、球団の運営は、親会社から出向や移籍をした「本物の企業人」が担うことが多い。プロ野球の親会社は一流企業だから、コンプライアンス、ガバナンスの意識が強い。さらに、高学歴で数理にも明るい。
一方のJリーグは、プロ化する以前からサッカー協会の幹部の多くは、引退後に指導者やサッカー界に居残るのではなく、一般企業で普通のサラリーマンとして勤務したり、企業経営者になるなど、セカンドキャリアでビジネス感覚を身に着けた人が多い。
彼らは「競技」と「マネジメント」両方のプロなのだ。
これからのスポーツ団体は、Jリーグのように「競技者そのものが賢くなって、ビジネス感覚、マネジメント能力を身に着ける」ことが求められるのではないだろうか?
どんな業界であっても「勉強しない」「知らない」人がそのまま偉くなるのはダメなのだ。

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数年前からギャンブルなどの資金に充て使い込んだ額は数千万円に及ぶという。力士らの告発で発覚し、理事会で処分される見通しで、厳罰は必至とされる。当該行司は5月の夏場所は初日から休場していた。
日本バドミントン協会職員の使い込みとか、日本バレーボール協会:役員による診断書偽造と隠蔽問題とか、スポーツ団体は、とかくみっともない不祥事が数多い。
なぜ、スポーツ団体は「腐敗」しやすいのか。競技が何であるかを問わず、共通する特質があると思う。

まず「競技至上主義」
スポーツ団体では、その競技で優れているか、実績を残したかがすべて、みたいになる。優秀な競技者が、団体幹部になるのが通例だ。その人間が経営やマネジメントの手腕があるかどうかは全く問われない。
そして経理や総務、マネジメントなどには優秀な人材を配するのではなく「どうでもいい人間」を置きがちだ。元競技者で就職口がない人間、競技者の知り合いなど。多くは縁故で、数字に強いとか、倫理観があるとかは問わない。
競技者上りは、そうした裏方、マネジメントをする人間を単なる小間使いのようにしか見ていない。どうでもいいと思っている。
だから仕事を丸投げして、チェックもしない。そんないい加減な体質が、不正の温床になっている。
そして「年功序列」「上意下達」
そんな暗愚な団体幹部しかいないのに、多くのスポーツ団体では、組織改革などで活発な議論が行われることは少ない。多くは年長者の言うことが絶対で、上意下達の空気が支配している。
そんな中で私腹を肥やすような人間が内部から出ても、幹部を懐柔することができれば、不正は長期にわたって発覚しない。組織が硬直化することが不正の温床となるのだ。
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その点、NPBやJリーグはこうした「金銭を巡るトラブル」が少ない。
NPBの場合、球団の運営は、親会社から出向や移籍をした「本物の企業人」が担うことが多い。プロ野球の親会社は一流企業だから、コンプライアンス、ガバナンスの意識が強い。さらに、高学歴で数理にも明るい。
一方のJリーグは、プロ化する以前からサッカー協会の幹部の多くは、引退後に指導者やサッカー界に居残るのではなく、一般企業で普通のサラリーマンとして勤務したり、企業経営者になるなど、セカンドキャリアでビジネス感覚を身に着けた人が多い。
彼らは「競技」と「マネジメント」両方のプロなのだ。
これからのスポーツ団体は、Jリーグのように「競技者そのものが賢くなって、ビジネス感覚、マネジメント能力を身に着ける」ことが求められるのではないだろうか?
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