
大谷翔平と鈴木誠也が、本塁打、打点でトップ争いをしているが、アメリカのメディアは「大谷、ジャッジを抜いてメジャートップに」とか「鈴木2打点でメジャートップタイに」などと報じている。
日本のメディアもそのまま報じているが、例えばNPBで「阪神の佐藤輝明、日本ハムの万波、レイエスに2本差」みたいな報道は聞いたことが無い。本塁打なら「佐藤輝明、DeNA牧秀悟に2本差をつける」だ。

MLBの公式サイトは、個人成績のランキングをする際に、数年前から「MLB」がトップに来て、「AL」「NL」は個々に検索しないと出ないようになっている。
リーグの垣根をあまり重視せずに「MLB全体での数字」を表示するようにしている。
インターリーグの試合数がだんだん増えるとともに、リーグの「垣根」と、各リーグの東、中、西の地区(Division)の「垣根」があまり変わらないように見えつつあるのだ。
今、ドジャースの本拠地ドジャースタジアムで、ヤンキースとの3連戦が行われている。このシリーズは今年は1回だけだが、両リーグ、そして東西の「横綱対決」として大いに話題を呼んでいる。
両リーグの垣根が低くなったのは、1997年、インターリーグができたのがまず最初の段階、当初は日本の交流戦と同様「インターリーグをする期間」があったのだが、2013年にアストロズがナ・リーグからア・リーグに移籍し、各地区の球団数が「5」、リーグ球団数が「15」になったことで、同一リーグの同士の対戦だけでは常に1球団があぶれることになり、このシーズンから毎週インターリーグが組まれるようになった。
これによって両リーグの垣根はぐっと低くなった。
決定的だったのは2022年、ナ・リーグのDH制を導入し、試合のルールも両リーグで差がなくなったことだろう。この「ユニバーサルDH」は、FA年限が近いエンゼルスの大谷翔平が関わっているようだ。TWP(二刀流)を活かすためにはDH制のあるリーグにしか行けない大谷を名も受け入れるためナ・リーグもDH制を導入したと言われる。事実、大谷はナ・リーグのドジャースに移籍した。大谷の影響力の大きさがしのばれる。
今となってはアメリカン・リーグ、ナショナル・リーグの違いは、歴史的経緯で「違うリーグになっている」というだけで、ほとんど違いがない。ユニバーサル・リーグといってもよいのではないか?
投打のタイトル争いでは今でもア・ナ両リーグで表彰をするが、そもそも打点、打率、勝利、防御率などのタイトルは、セイバー的にはそれほど評価されていない。日本で騒ぐほどには、評価されていないようだ。
次のステップとして、MLBはエクスパンションして両リーグを18球団×2にしたいとの意向もあるが、同時に大胆な球団の移動もするのではないか?今は両リーグともに「中地区」がやや地味で、成績もよくないが、それらも解消に動くと思う。
それに引き換え、と思うがNPBは「伝統芸能」みたいに動かない。社会が動き、人々の志向がこんなに変わってきているのに。無形文化財とか人間国宝を目指しているのではないかと思うが。

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今、ドジャースの本拠地ドジャースタジアムで、ヤンキースとの3連戦が行われている。このシリーズは今年は1回だけだが、両リーグ、そして東西の「横綱対決」として大いに話題を呼んでいる。
両リーグの垣根が低くなったのは、1997年、インターリーグができたのがまず最初の段階、当初は日本の交流戦と同様「インターリーグをする期間」があったのだが、2013年にアストロズがナ・リーグからア・リーグに移籍し、各地区の球団数が「5」、リーグ球団数が「15」になったことで、同一リーグの同士の対戦だけでは常に1球団があぶれることになり、このシーズンから毎週インターリーグが組まれるようになった。
これによって両リーグの垣根はぐっと低くなった。
決定的だったのは2022年、ナ・リーグのDH制を導入し、試合のルールも両リーグで差がなくなったことだろう。この「ユニバーサルDH」は、FA年限が近いエンゼルスの大谷翔平が関わっているようだ。TWP(二刀流)を活かすためにはDH制のあるリーグにしか行けない大谷を名も受け入れるためナ・リーグもDH制を導入したと言われる。事実、大谷はナ・リーグのドジャースに移籍した。大谷の影響力の大きさがしのばれる。
今となってはアメリカン・リーグ、ナショナル・リーグの違いは、歴史的経緯で「違うリーグになっている」というだけで、ほとんど違いがない。ユニバーサル・リーグといってもよいのではないか?
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それに引き換え、と思うがNPBは「伝統芸能」みたいに動かない。社会が動き、人々の志向がこんなに変わってきているのに。無形文化財とか人間国宝を目指しているのではないかと思うが。

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