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スポニチ
ミッツが力説!長嶋、猪木、大谷…苗字呼び捨てはスターの証し「女性も1人だけいるんです。分かんない?」
私はプロ野球選手や元プロ野球選手に取材をする。中には顔見知りになる人もあるが、こういう人たちについてブログにかくときに敬称を入れるかどうか、常に気になる。
桑田真澄は、何度も取材をして、会えば話し込むこともあるが、この人だけ「桑田さん」といっていいものかどうか。
桑田真澄さんと清原和博が、みたいな書き方していいのか。
例えば「野球学会で桑田真澄さんにお目にかかった」みたいな表現はありだろうが、記録について書くときなどに「桑田さんの防御率は」みたいなことは言いにくい。

野球選手については、基本的には、呼び捨てが適切だと思う。「呼び捨て」は冷たいように見えるかもしれないが、いろいろな感情を交えることなく客観的に人を評するうえでは一番良いのだろう。

でなければ桑田選手、など職掌にまつわる敬称をつけるかだが、この場合、当該する人の役職が変わったら変えなければならない。それも煩わしい。
インタビュー記事などでは「桑田真澄氏」と書く。これが一番適切な敬称だろう。

多くの人にとって野球選手は「赤の他人」だ。おそらく生涯会って話をすることもないだろう。そういう人にとって、野球選手は友達でも知り合いでも仲間でもない。端的に言えば、ファンとして「消費する」対象だ。こういう場合は「呼び捨て」でいいのだと思う。

SNSやブログなどで、選手を「佐藤輝明君」とか君付けで書いているのをよく目にする。年上の人もいるのだろうが、それだけで上から目線のように見えてみっともない。村上宗隆さん、とかさん付けするのも距離が近いようで気持ちが悪い。

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ようするにそういう人は、プロ野球選手など有名人と「勝手に距離をつめている」のだ。それはもちろん仮想、妄想の類だが、そういう言い方をすることで、あたかも自分も対等だ、俺も同レベルだ、と思いたいのだろう。距離感がマヒしているわけだ。
有名人にしなだれかかっている、と言っても良いかもしれない。そういう人の書く文章には碌なのがない。

大事なのは「距離感」だと思う。一般人の自分が有名人について書くときは、自分が客観的な立ち位置にいることを意識するためにも「呼び捨て」が最適だと思う。



Note


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