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こういうムックに書く仕事、10年くらい前まで結構あったが、久しぶりではあった。
長嶋茂雄デビュー、ノムさん三冠王、稲尾42勝、天覧試合、王貞治756号、江川「空白の一日」、エモヤン「ベンチがアホやから」、阪神ファン乱入、神様・仏様・バース様、サンデー兆治、乱闘と「燃える男」星野、1対4世紀のトレード……


プロ野球の歴史的な大選手、できごとについてエピソード、物語を書いていくのだ。昭和の時代だから、すべて「調べて書く」ことになる。語りつくされたテーマであるが、それだけにいかに新味を加えるか、が腕の見せどころではある。

このムックのいいところは特集読み物(「昭和球界事件簿」)の部分を除いて、1テーマ一見開きになっていることだ。懐かしい写真を見ながら、名選手や名シーンについて読むことができる。
書く側としては千字程度という制約がある。何を書くか、と言うよりは「何を残すか」の選択を迫られるが、コピーライターだったから、指定された文字数通りに書くのは得意だ。
私は第二章丸ごと12本を担当したが、なかなか楽しかった。

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数ページ書くことができる「昭和球界事件簿」では、高橋ユニオンズの髙橋龍太郎を担当した。こちらは3,000字ほど書くことができる。高橋ユニオンズの話は過去何度もいろいろなメディアで書いてきたが、今回は高橋龍太郎のお孫さんの故秋山哲夫さん(元サッポロビール専務)が出版された自費出版の刊行物からも引用するなど、一番まとまった出来になったと思う。

共著者の中には鵜飼克郎、髙橋安幸など昔から知っているライターもいた。鵜飼さんは週刊ポストの編集者であり、昨日もメールや電話のやり取りをしたばかりだ。

書いている最中に長嶋茂雄が逝去した。表紙が長嶋の有名な写真(サンケイ新聞)になっているが、訃報を聞く前から表紙にするつもりだったとしてもおかしくない。

ごく気軽に読める読み物だ。7月25日に発売される。よろしければ、予約していただきたい。



Note


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