
Newsweek
ベーブ・ルースではない...最新研究が導く「史上最高」の野球選手は誰?
「フルハウス」と言う言葉は、どこからでてきたのか?
スティーブン・ジェイ・グールドの『フルハウス-生命の全容: 四割打者の絶滅と進化の逆説』からきているのではないか?
この本は、生物の進化を「4割打者の絶滅」から説き起こした面白い本だった。
1941年のテッド・ウィリアムスを最後にMLBから4割打者が消えたのは、投手が進化したからでも打者が劣化したからでもなく、打者の「技術」が一定方向に収れんされて、向上したからだという。かつてはいろいろな打ち方の打者がいたが、次第に優秀な打者の技術を真似する選手が増え、打者の「標準偏差=実力のばらつき」は小さくなった。これが「4割打者」が絶滅した原因だというのだ。
投手の立場で説明すると、かつての投手は、ものすごい強打者と対戦する一方で箸にも棒にもかからない打者とも対戦した。投手は強打者には打たれまくる一方で、並みの打者なら簡単に抑えることができた。
しかし今の打者は殆どが似たような技術で打っているので、一定の投手攻略法ができ、並みの打者にもある程度打たれるようになったが、強打者にも打たれまくることはなくなった。これが、4割打者が絶滅した原因だというのである。
この考えの背景には、MLBがエクスパンションによって、球団数、選手数が増えて「コンペティター」が増加したことがある。より多くの選手がMLBに参入し、同じ技術を磨いて競争に参入したことで「標準偏差」が小さくなったのだ。

今回の「フルハウス・モデル」は、「MLB選手の特定シーズンの実績と、その選手を輩出した人材プールの大きさとのバランスを取る」ことによって、選手の評価基準を調整した、と言う。
「フルハウス・モデルで近代の選手のランクが上昇したのは、近代の方が人材プールが大きいことによる」
ルースの時代(1920年)、MLBは16球団で、ヤンキースの選手数は26人、アーロンの時代(1967年)MLBは20球団で、ブレーブスの選手数は41人だった。
しかしアーロン・ジャッジの時代(24年)、MLBは30球団で、ヤンキースの選手数は58人だった。コンペティターが増えて、競争が激化すれば、野球そのものの「レベル」も上がる。同じ数字であっても「価値が違う」と言うことだ。
Raseball Referenceでは、シーズンWARの最高は、1923年のルースの14.1になっている。ルースが3位まで続き、21世紀以降ではバリー・ボンズの11.9が最高だ。
しかし「フルハウス・モデル」では評価が変わってくるだろう。
選手評価は、視点、基準を替えればどんどん変化する。なかなか面白い考えではないかと思う。

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投手の立場で説明すると、かつての投手は、ものすごい強打者と対戦する一方で箸にも棒にもかからない打者とも対戦した。投手は強打者には打たれまくる一方で、並みの打者なら簡単に抑えることができた。
しかし今の打者は殆どが似たような技術で打っているので、一定の投手攻略法ができ、並みの打者にもある程度打たれるようになったが、強打者にも打たれまくることはなくなった。これが、4割打者が絶滅した原因だというのである。
この考えの背景には、MLBがエクスパンションによって、球団数、選手数が増えて「コンペティター」が増加したことがある。より多くの選手がMLBに参入し、同じ技術を磨いて競争に参入したことで「標準偏差」が小さくなったのだ。

今回の「フルハウス・モデル」は、「MLB選手の特定シーズンの実績と、その選手を輩出した人材プールの大きさとのバランスを取る」ことによって、選手の評価基準を調整した、と言う。
「フルハウス・モデルで近代の選手のランクが上昇したのは、近代の方が人材プールが大きいことによる」
ルースの時代(1920年)、MLBは16球団で、ヤンキースの選手数は26人、アーロンの時代(1967年)MLBは20球団で、ブレーブスの選手数は41人だった。
しかしアーロン・ジャッジの時代(24年)、MLBは30球団で、ヤンキースの選手数は58人だった。コンペティターが増えて、競争が激化すれば、野球そのものの「レベル」も上がる。同じ数字であっても「価値が違う」と言うことだ。
Raseball Referenceでは、シーズンWARの最高は、1923年のルースの14.1になっている。ルースが3位まで続き、21世紀以降ではバリー・ボンズの11.9が最高だ。
しかし「フルハウス・モデル」では評価が変わってくるだろう。
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