
沖縄尚学の優勝の報を、私は桐生市で聞いた。渡辺久信など桐生の野球人のトークショーを聞いていたのだ。
野球人たちは甲子園へのあこがれや、その舞台での活躍を語った。まさに甲子園賛歌というかんじだった。
甲子園でも沖縄県勢の久々の優勝に対して、賞賛する声が次々に上がっていた。準々決勝の県岐阜商と横浜の熱戦くらいから、甲子園は大盛り上がりしている。SNSでは「甲子園ロス」の話なども出てきている。印象的には、一昨年の慶應義塾高校の優勝に近い盛り上がりではないだろうか。
一方で、この大会で初戦を勝ちながら、以後の出場を辞退した広陵高校への非難は今も延々と続き、監督、部長親子の退任、新体制の発足。さらには学校の生徒募集活動にまで及んでいる。誹謗隆昌も続き、さらには甲子園、高校野球に対する非難も燃え広がっている。

同じ甲子園、高校野球を、一方は絶賛し、一方は全否定する。いずれもメインのメディアはSNSだ。
こうした両面性は、現在ならではではないか。
メディアは、相変わらず「美談」を量産して、高校野球を絶賛し、同時にSNSの論調に加勢して、高校野球を否定する記事も発信している
自由な議論と言えば聞こえは良いが、今のメディアは自分たちの意見をはっきり言わず、矛盾する論調を同時に発信している。この無節操が相反する二つのトレンドを作っているのだと思う。
甲子園、高校野球が「変革すべき」時期に来ているのは間違いないところだ。生産的で前向きな議論が起こってくればいいと思うのだが。

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2023年森原康平、全登板成績

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