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「去年今年貫く棒のごときもの」1950年の年の瀬に高浜虚子が読んだ俳句だ。「去年今年」は「こぞことし」、大みそかの季語だ。虚子は正岡子規の高弟で「ほととぎす」を日本一の俳句誌にしたが、傲慢に見える部分もあり、一部の俳人に疎まれていた。虚子自身もそれを十分に自覚していて「初空や大悪人虚子の頭上に」という句も詠んでいる。豪胆な人物だったのだ。

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