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一度も優勝したことはないが、WBCに於いてベネズエラは「三役格」に位置する有力国だった。
親米政権だった時代は、MLB球団が、ドミニカ共和国同様、現地にルーキーリーグチームを設立し、アカデミーを作って選手を養成していた、
しかしマドゥロ政権になってからは、MLB球団は引き上げたようだ。
ベネズエラからMLB球団に入団した選手の中には、実質的に拠点をアメリカに移し、故郷を捨てた選手も多い。
しかし「世界の野球」という観点で見れば、ベネズエラは非常に重要だ。
これまでのWBCでの戦績

2006


ヨハン・サンタナと言う大エースを擁し、クローザーはフランシスコ・ロドリゲス。ミゲル・カブレラ、ボビー・アブレイユと強力打線だったが、打線が湿ったためにベスト8で終わった。

2009


マリナーズのエース、フェリックス・ヘルナンデス、クローザーのフランシスコ・ロドリゲス、打者は引き続きミゲル・カブレラ、ボビー・アブレイユと言う陣容、決勝、準決勝ラウンドまではアメリカに1敗しただけ、圧倒的な勝ち方だったが、準決勝で韓国の尹錫珉 の好投の前に敗退した。

2012年にマドゥロによる左派独裁政権が誕生する。

2013


メンバーががくッと落ちた。エース格はアニバル・サンチェス、ヘンダーソン・サンチェスと言うところだが、投手陣が弱体化。相変わらずミゲル・カブレラは中軸を打つも、宿敵ドミニカ共和国、プエルトリコに負けて敗退。

2017


2013年以降、中米、北米のチームに勝てなくなった印象があった。マリナーズのヘルナンデス、パドレスのチャシーンがエース格。ミゲル・カブレラは4大会連続出場。ビクター・マルティネス、ホセ・アルテューベなどが出場した。

2023


初優勝するのでは、と言う勢いだった。マイアミラウンドで、ドミニカ共和国、プエルトリコを撃破。40歳のミゲル・カブレラが出たが、何と言ってもアクーニャJr、ルイス・アラエズと若い選手が台頭した。ちなみにオリックスで昨年投げたヘルナンデス、マチャドも救援で登板。

アメリカも一気に破るかと思えたが、アラエズの2本塁打も届かず8回にターナーの逆転満塁弾を食らって敗退した。

WBC通算16勝13敗、ベネズエラはWBCに欠かせない国だ。選手がSNSのやりとりを調べられて「トランプの悪口を言っていたら入国させない」くらいのことは、いまどきのアメリカはやりそうだが、もしこの国が出場できないとなれば、それは、世界の平和に暗雲がたちこめた一つの証拠と言ってもいいのではないか。





Note


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高代延博

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