名球会




もともと2000本安打、200勝が入会ラインだった名球会だが、いろいろ基準が変化している。
まず「日米通算あり」になった。さらに「250セーブ」もありになった。そして「上記の基準を満たしていなくても、理事会での推薦により特例で入会が認められる」となった。要するに「何でもあり」になったのだ。

「野球殿堂」とは異なり、名球会は私的な団体で、公的な権威はないが「明確な指標」があるのが最大の強みだった。

野球殿堂は、野球人にとって最大の栄誉ではあるが、記者による投票のため極端に偏りが出ている。
私は「救援専門投手」としての初の殿堂入りがわずか90セーブの津田恒美だったことを非常に残念に思っている。彼は「若くして死んだ」」から殿堂入りしたとしか言えない。そのあと大野豊(148勝138セーブ)、外木場義郎(131勝)も殿堂入りした。広島カープ出身の野球人が、選挙運動をして彼らを殿堂入りさせたのだ。これなど不正としか言いようがない。
その一方で両リーグでMVPに輝いた小笠原道大や、通算2452安打の土井正博などは殿堂入りしていない。

野球殿堂は歪な選考によって権威を下落させている。

名球会はその点、数字だけだった。津田も大野も外木場も名球会に入っていなかった。
しかし、最近になって上原浩治(日米通算134勝128セーブ)、藤川球児(日米通算61勝164セーブ)も会員にした。
そして名球会会長の古田敦也は、ともに900試合登板の五十嵐亮太、現役の宮西尚生の名球会入りに言及した。この本意は「親しい五十嵐を名球会に入れたい」であろう。そのためには同じ900試合登板の宮西も入れないとつじつまが合わない。というところか?

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結局、名球会も「なんでもあり」になろうとしている。
野球史に残る偉大な選手を顕彰するはずの「野球殿堂」「名球会」が、一部の思惑で「私物化」されるのは、嘆かわしいとしか言えない。

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