2026-06-30 - baseb




昨日、Noteに書いて反響をいただいたが、今回のトランプの愚挙で、スポーツがどのように傷ついたのか、書いておく。
トランプが、アメリカ代表選手のレッドカード、次試合出場停止処分に異議を唱えて、FIFAに圧力をかけて、出場停止処分を「執行猶予」処分にしたことは、まず、ワールドカップという世界最高峰のサッカーの大会の「権威」を傷つけた。さらに「サッカーのルール」「審判の権威」をも傷つけた。
またインファンティーノは、FIFAという国際スポーツ団体の権威、独立性を棄損した。

直接的な部分だけでも、これだけ考えられるが、それ以上になるのは、今回の愚挙が「前例」になることだ。
すでに、イギリスなど他の国のメディアから、レッドカードやイエローカードなどの判定に対して「首相がFIFAに電話をかけるべきだ」みたいなジョークが飛んでいる。
民主主義国家、まともな国家であれば、これはジョークで済まされるが、世界にはまともとは言えない国家、極右やポピュリスト、独裁者が政権を握る国がたくさんあるのだ。

一方で国際スポーツ団体が、こうした権威主義国家ににじり寄る傾向が顕著になっている。
FIFAのインファンティーノはその代表だ。IOCは、この度ロシア選手のオリンピック参加を認めた。IOCも小うるさい自由主義国家よりも、権威主義国家にしっぽを振る傾向が強くなっている。

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ロシア、中国をはじめとするこうした国の独裁者は、トランプの行状を見て、スポーツイベントで自国が不利な裁定をされれば、同様に団体のトップに電話を掛けようと考えるだろう。
団体のトップが、それを拒絶できるとは限らない。すでに「前例」ができてしまったのだから。

世界のスポーツの秩序は、崩壊するかもしれない。

トランプからの電話を、インファンティーノがきっぱり断っていたら、こうした危惧はなかったはずなのだ。

それを考えればまさに「痛恨」である。





Note


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