
FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は、アメリカ人ではなくスイス人だ。しかし今や、どの国にも「トランプ的な」強欲な人物がいる。
弁護士だそうだが、彼は会長になるや、FIFAの「利益の最大化」に奔走した。
競技としてのサッカーの普及や、サッカー、スポーツによる「世界平和の実現」などの「きれいごと」はすべてかなぐり捨てて、金儲けに走った。当然、自身の懐が潤うことを大前提として。
全く同じ匂いのするドナルド・トランプにいつごろから接近したのか、よくわからないが、ノーベル平和賞を渇望するトランプに、わざわざ「FIFA平和賞」を新設して授与した。
ワールドカップでは、アメリカ代表チーム選手の出場停止処分に対してクレームをつけたトランプに対して「はいはい」ともみ手をして応じた。
インファンティーノとトランプに共通するのは
自分たちのふるまいに対して「他人がどう思うか」を全く考慮しない、という部分だろう。
そういう感覚が「欠落している」のかもしれない。
それでもワールドカップは「大成功」で、 インファンティーノは、参加国数を「64」にすることに言及した。
さらに、インファンティーノはFIFAがワールドカップやクラブワールドカップなどの商業権を管理する新会社「FIFA Forward Enterprises(FFE)」を設立し、その最大21%を民間投資家へ売却する計画を発表した。
要するにサッカー、ワールドカップの興行権を「売る」ということだ。その売却益は莫大なものになると予想されるが、その少なからぬ部分がインファンティーノとその周辺に入ると予想されている。
このFFEには、トランプの娘婿、クシュナーの弟が経営者として参加している。要するにそういう顔ぶれだ。

これに対して欧州サッカー連盟(UEFA)が猛反発し、加盟する55のサッカー協会がワールドカップのボイコットに言及した。北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)、アジアサッカー連盟(AFC)もこれに同調しそうだ。
この猛反発は、拝金主義のインファンティーノには想定外だったかもしれないが、ヨーロッパサッカー界は、サッカー、スポーツが「金や権力でどうとでもなる」ように変質することへの危惧を示しているのだろう。
オセアニアサッカー連盟(OFC)、南米サッカー連盟(CONMEBOL)の動向が気にかかるが、サッカー界の争いは、トランプのアメリカと、ヨーロッパ連合(EU)の「代理戦争」の様相を呈している。
悩ましいのは、ドナルド・トランプが1946年生まれの80歳なのに対して、ジャンニ・インファンティーノは、あの容貌にもかかわらず1970年生まれの56歳だということだ。トランプの息子くらいの年なのだ。
失脚しない限り、彼はこれからも欲望の赴くままに、様々な手を打ってくるだろう。
サッカーだけでなく、スポーツ界全体が危機に瀕している。

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ワールドカップでは、アメリカ代表チーム選手の出場停止処分に対してクレームをつけたトランプに対して「はいはい」ともみ手をして応じた。
インファンティーノとトランプに共通するのは
自分たちのふるまいに対して「他人がどう思うか」を全く考慮しない、という部分だろう。
そういう感覚が「欠落している」のかもしれない。
それでもワールドカップは「大成功」で、 インファンティーノは、参加国数を「64」にすることに言及した。
さらに、インファンティーノはFIFAがワールドカップやクラブワールドカップなどの商業権を管理する新会社「FIFA Forward Enterprises(FFE)」を設立し、その最大21%を民間投資家へ売却する計画を発表した。
要するにサッカー、ワールドカップの興行権を「売る」ということだ。その売却益は莫大なものになると予想されるが、その少なからぬ部分がインファンティーノとその周辺に入ると予想されている。
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この猛反発は、拝金主義のインファンティーノには想定外だったかもしれないが、ヨーロッパサッカー界は、サッカー、スポーツが「金や権力でどうとでもなる」ように変質することへの危惧を示しているのだろう。
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悩ましいのは、ドナルド・トランプが1946年生まれの80歳なのに対して、ジャンニ・インファンティーノは、あの容貌にもかかわらず1970年生まれの56歳だということだ。トランプの息子くらいの年なのだ。
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