
投手成績の中で、失点と自責点の関係が気になっていた。
失点は、その投手が投げている間に、相手チームに入った点だ。自責点はそのうち「投手に責任がある」とされる点。防御率は自責点をもとに算出される。
自責点にならないのは「失策が絡んだ失点」だ。失策で出塁した走者が生還した場合、その失点がなければ3アウトになっていたと判断されれば自責点にならない。2死後に野手が失策したため本来なら3アウトだったはずが続行し、その後に得点された場合、失格以降の失点はすべて自責点にならない。
しかし投手は、自責点にならない失点にすべて責任がない、かというとそうではない。
2死後の味方の失策以後、自責点にならないからと言って、踏ん張れない投手は優秀とは言えない。
失点と自責点の「差」が大きいのはどんな投手なのか?
1936年から2025年まで、シーズン個人成績で「失点-自責点(R-ER)」の数字が大きかった投手30傑
RAは、失点率。防御率との「差」に注目

ほとんどが1リーグ時代の投手だ。R-ERが最多の「59」の清水秀雄と菊矢吉男。ともに戦前の投手。
イニング数はともに300を超える。来る日も来る日も投げていた投手たちだ。
注目すべきは「四球の多さ」。200を超している。3回投げれば2つは出していた。
被安打も含めれば400以上も走者を出している。失策も当然多くなる。当時のグローブは粗悪で、ボールも新品だけではなかったからエラーが増えたということだ。
2リーグ分立後では、1951年の金田正一と杉下茂の名前がある。18歳の金田は荒れ球で走者をたくさん出していた。
この数字は「1リーグ時代の野球がどんなものだったか」を端的に表しているといえる。
21世紀以降でR-ERが大きい例、10傑13例

2016年の則本がダントツの24、続いて2001年の井川。本格派の投手が多いが、やはり与四球がそこそこ多い。藤浪晋太郎が2年連続で17。
ではR-ERが「0」の投手はどんな顔ぶれか?130イニング以上

1位は182イニングの山本昌、以下も本格的な先発投手が並ぶ。制球力が良い投手が多い。また左投手も多いが、あまり法則性はないかもしれない。
21世紀以降、守備能力が向上して以降の投手が多いのは間違いない。
2015年の投手大谷翔平も入っている。

言えることは、1リーグ時代のNPBの成績は、今のNPBと比較対象できるものではないということではないか。

私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!
↓
好評発売中!

https://amzn.to/47hJdhC

たばとも

自責点にならないのは「失策が絡んだ失点」だ。失策で出塁した走者が生還した場合、その失点がなければ3アウトになっていたと判断されれば自責点にならない。2死後に野手が失策したため本来なら3アウトだったはずが続行し、その後に得点された場合、失格以降の失点はすべて自責点にならない。
しかし投手は、自責点にならない失点にすべて責任がない、かというとそうではない。
2死後の味方の失策以後、自責点にならないからと言って、踏ん張れない投手は優秀とは言えない。
失点と自責点の「差」が大きいのはどんな投手なのか?
1936年から2025年まで、シーズン個人成績で「失点-自責点(R-ER)」の数字が大きかった投手30傑
RAは、失点率。防御率との「差」に注目

ほとんどが1リーグ時代の投手だ。R-ERが最多の「59」の清水秀雄と菊矢吉男。ともに戦前の投手。
イニング数はともに300を超える。来る日も来る日も投げていた投手たちだ。
注目すべきは「四球の多さ」。200を超している。3回投げれば2つは出していた。
被安打も含めれば400以上も走者を出している。失策も当然多くなる。当時のグローブは粗悪で、ボールも新品だけではなかったからエラーが増えたということだ。
2リーグ分立後では、1951年の金田正一と杉下茂の名前がある。18歳の金田は荒れ球で走者をたくさん出していた。
この数字は「1リーグ時代の野球がどんなものだったか」を端的に表しているといえる。
21世紀以降でR-ERが大きい例、10傑13例

2016年の則本がダントツの24、続いて2001年の井川。本格派の投手が多いが、やはり与四球がそこそこ多い。藤浪晋太郎が2年連続で17。
ではR-ERが「0」の投手はどんな顔ぶれか?130イニング以上

1位は182イニングの山本昌、以下も本格的な先発投手が並ぶ。制球力が良い投手が多い。また左投手も多いが、あまり法則性はないかもしれない。
21世紀以降、守備能力が向上して以降の投手が多いのは間違いない。
2015年の投手大谷翔平も入っている。

言えることは、1リーグ時代のNPBの成績は、今のNPBと比較対象できるものではないということではないか。

私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!
↓
好評発売中!

https://amzn.to/47hJdhC

たばとも

コメント