巨人の清武英利球団代表が、文部省記者クラブで会見し、渡邊恒雄会長の横暴を糾弾した。代表、現場サイドで進めていた岡崎郁ヘッド以下の来季のコーチングスタッフの人事を、渡邊氏が横車を押してひっくり返そうとしたというのだ。人事権は、読売巨人軍の専権であり、上司筋とはいえ親会社のトップにその権限はない。清武さんは「コンプライアンス」という言葉まで使って、グループの最高権力者を指弾した。まさに前代未聞。
清武さんの『週刊ベースボール』の連載「野球は幸せか!」を愛読している。この人は、東日本大震災以来、セリーグ、巨人の迷走劇の矢面に立って、つじつまの合わない言い訳や強弁を繰り返してきたが、本心ではないと思っていた。彼は、二軍の選手や裏方に至るまで目配りをし、他球団の選手にも関心を向けている。一般新聞記者上がりだが、野球に対して細やかな視線を持っていると感じていた。そうでなければ、隔週とはいえ連載コラムで100回以上も野球のことを語ることはできないはずだ。野球を自分の権力、影響力の大きさをひけらかす道具としか考えていなかった、渡邊会長とは志が違うと思う。
清武さんと渡邊会長の間には、桃井恒和オーナーがいる。この人は清武さんの会見の後、球団事務所で会見し「会見のことは本人から事前に全く知らされておらず、ショックであり、残念に思う。私の知らないところでこのような会見をしたことは、球団の内部統制という意味でもとんでもない話だ。コーチ人事については、レギュラーシーズン終了前に了承をもらったが、クライマックスシリーズのファーストステージで惨敗したので、渡辺会長は以前とは状況が変わったと判断したのだと思う」と述べた。オーナーとは名ばかりの中間管理職の弁である。すでに渡邊会長から、来季はオーナー職を廃止すると通達されていたようで、いわば白旗を上げたうえでのコメントだった。
清武さんは、当然、職を辞する覚悟で会見に臨んだのだろう。そして会社はおそらくお得意の「グループ内の人事異動」で、清武さんの名前を抹消しようとするだろう。しかし、こういう形で内部の醜態を露呈したことで、ことは簡単には収まらないはずだ。「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれホトトギス」である。
ものの本には「企業経営においては、独裁は必ずしも悪ではない」と書かれている。「選択と集中」が必要とされるビジネスの世界では、決裁者の即断が企業を窮地から救ったり飛躍させたりすることはしばしばあることだ。しかし、許されるのは独裁者が「有能」で誰もが納得できる決断をするときに限られる。野球に対する一片の愛情も感じられず、専門知識もあるとは思われず、自己肥大、全能感の果てに、吹き零れるように放言を繰り返す85歳の老人の独裁は「悪しき独裁」だと思う。グループが本心では渡邊会長の言動を迷惑に思っているのは、読売新聞、スポーツ報知などがDeNA問題など、渡邊社主の言動を他紙よりも小さくしか扱っていないことで伺うことができる。社内にも、清武さんの決断にひそかに拍手を送っている人は多いのではないか。
率直に言うが、NPBの機構改革や、ビジネスソリューションが遅々として進まないのは、渡邊氏を首魁とする抵抗勢力が、昔のビジネスモデルに固執し、既得権益や自らの体面を守ろうとするためだ。清武氏の行動は、組織論的には問題があったかもしれないし、内輪の恥をさらしたという点では、褒められたものではなかったかもしれないが、野球界の進歩のためには大きな一石だったと思う。
野球は老人の玩具ではない。断固支持する。


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清武さんと渡邊会長の間には、桃井恒和オーナーがいる。この人は清武さんの会見の後、球団事務所で会見し「会見のことは本人から事前に全く知らされておらず、ショックであり、残念に思う。私の知らないところでこのような会見をしたことは、球団の内部統制という意味でもとんでもない話だ。コーチ人事については、レギュラーシーズン終了前に了承をもらったが、クライマックスシリーズのファーストステージで惨敗したので、渡辺会長は以前とは状況が変わったと判断したのだと思う」と述べた。オーナーとは名ばかりの中間管理職の弁である。すでに渡邊会長から、来季はオーナー職を廃止すると通達されていたようで、いわば白旗を上げたうえでのコメントだった。
清武さんは、当然、職を辞する覚悟で会見に臨んだのだろう。そして会社はおそらくお得意の「グループ内の人事異動」で、清武さんの名前を抹消しようとするだろう。しかし、こういう形で内部の醜態を露呈したことで、ことは簡単には収まらないはずだ。「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれホトトギス」である。
ものの本には「企業経営においては、独裁は必ずしも悪ではない」と書かれている。「選択と集中」が必要とされるビジネスの世界では、決裁者の即断が企業を窮地から救ったり飛躍させたりすることはしばしばあることだ。しかし、許されるのは独裁者が「有能」で誰もが納得できる決断をするときに限られる。野球に対する一片の愛情も感じられず、専門知識もあるとは思われず、自己肥大、全能感の果てに、吹き零れるように放言を繰り返す85歳の老人の独裁は「悪しき独裁」だと思う。グループが本心では渡邊会長の言動を迷惑に思っているのは、読売新聞、スポーツ報知などがDeNA問題など、渡邊社主の言動を他紙よりも小さくしか扱っていないことで伺うことができる。社内にも、清武さんの決断にひそかに拍手を送っている人は多いのではないか。
率直に言うが、NPBの機構改革や、ビジネスソリューションが遅々として進まないのは、渡邊氏を首魁とする抵抗勢力が、昔のビジネスモデルに固執し、既得権益や自らの体面を守ろうとするためだ。清武氏の行動は、組織論的には問題があったかもしれないし、内輪の恥をさらしたという点では、褒められたものではなかったかもしれないが、野球界の進歩のためには大きな一石だったと思う。
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コメント
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それは、老人が口出すことが悪だ、年寄りは引っ込んでろ!という印象を受ける文章になっていることです。
御老人であるかどうか、年齢は関係ないのではないでしょうか。お年を召された方でも尊敬できる方はたくさんいます。そういう方には、出来る限り長く社会に関わっていていただきたいと思っています。
貴公が、その人自身の人格や能力とは関係ない、「老人」というお年寄り全般を指す言葉を使っている点が残念でなりません。
これからもお付き合いください。
自分も(清武氏の声明が事実であるという大前提のうえで)氏を支持します。
声明文中にも、「了承した事を失念してしまう状態なら、もはや任に堪えない」という趣旨の文言がありましたが、それが事実ならば、それだけで解職されて然るべきと思われます。
しかし、如何せん渡邊氏を解職出来る人間がいないwという事で今回の挙に出たのでしょう。
老耄した権力者はまさに害悪ですね。もう御本人は認知すら難しい状態かもしれませんが。
それにしても清武氏はやりましたね。
Gファンとして拍手喝采を送りたいと思います。
最初、第一報を聞いた時は選手と暴力団の関係かと思いましたが、コンプライアンスというよりガバナンス上での問題でした。
渡邉氏の老害極まれりといったところでしょうか。
少し残念だったのはこれで江川のユニホーム姿がかなり遠のいたという点です。それと併せて、心配なのは清武氏の今後とチームの体制、選手のモチベーションです。
渡邉氏の影響力排除には巨人を読売の子会社から一独立企業に転換させることが早道ですが、Gファン全員が一株株主になって買収するなんてのは夢のまた夢でしょうか。
渡邉氏が亡くなったあとは清武氏にコミッショナーをお願いしたいですね。
なんで文部科学省での会見なんだという意見もありますが、読売新聞社はナベツネ一派の手に落ちていると考えるのが普通でしょう。
もう、組閣が終了しているのに突っ込んでくる行為こそが問題ですが、江川さんのコーチを見てみたかったというのはあります。
清武氏はおそらく更迭されるか何の決定権のないお飾り職に追いやられるでしょう。桃井の態度からもそれは伺われるし、権力に固執してしまった哀れな老人ならそうするような気がします。
渡邊氏は私のような若輩と違い苦労して今の地位に昇った方なので悪し様に批判したくはないのですが、現状の行動や発言をみると、晩年の豊臣秀吉を思い浮かべてしまいます。自らの栄光を自らの行動で文字通り晩節を汚してしまったのかと言う気がします。
人生の最晩年まで一線で活躍された方は大勢おりますが、渡邊氏の場合は例えば本田宗一郎さんのような評価を得る事はかなわないと思います。そういう意味において彼は読売グループにとってやはり「老害」といえる存在だと感じます。
私がとあるホテルでエレベーターに乗ろうとしていたら、エレベーターが開き、開いた瞬間中から煙が!
「火事か?」と思ったほどの煙の中からあらわれたのがナベツネさんでした。
エレベーター内で葉巻吸ってました。
福岡の有名ホテルでの出来事です。
コンプライアンスとかじゃなく、人としてどうでしょう?
自分たちのチームのことを誰が一番理解しているのか、
皆の、わき上がる思いはないのか。言いたいことはないのか
エリート球団、エリート選手とは、こんなものか?
やはりただの老害でしょう。
こんな方がいつまでも発言に力のある読売という会社自体が、時代錯誤なのではないでしょうか。
球界再編のときに、当時の選手会長の古田氏が涙ながらに訴えたときに、多くの方から支持を得、それまでさんざん言いたい放題だった渡辺氏は口を噤んだことがありましたが、今回も表面的には同じ態度をとり、清武氏は人事異動という名の更迭という結果でまとめ、あとは時間が過ぎるのを待つということになるんでしょう。そしてほとぼりが冷めたら、また口害をまき散らすんだと思います。
この際、速やかに世代交代を行った方が良い。
日本は各分野にわたって老人が長く居座りすぎる。
しかし、清武氏会見後の報道各社の反応が以外でした。
もっと、読売グループの体質問題にメスが入る報道が出るのかと思いましたが、清武氏の行動に対する批判ばかりが目につきます。
勿論それも分かりますが、誰もが内心イライラしていたことを清武氏の行動によって爽快な気分な気分になれたのでは?もっと違う角度からの報道を期待します。
新聞協会や何やで結局横の繋がりの影響があるんだろうと勝手に推測してしまいます。新聞系マスコミにガッカリした気分です。
話変わりますが、渡邉氏の反論声明には笑えました。これが世の中なのかとは思いたくないですが・・・。
ただ客観的に観て、渡辺さんが世間で言われるほど、
悪い人には見えないんですよね。
むしろこの世の誰よりも読売巨人軍に、愛情と情熱を注いできたのは、渡辺さんだと思うんです。
オーナーは辞任しましたが、親会社のトップ、大好きな巨人に
あれこれ言ったって、別にいいんじゃないの?って思いますね。
誰よりも愛情と情熱を注いで、けど批判されて死んでいくのは
かわいそうだな。
清武さんも、巨人が好きなのはわかります、ただ最近の成績不振で
自分が代表 GMの立場が危うくなるのをわかってたんじゃないんですかね。来年からは自分が中心となって巨人に関われなくなる。
その前に、手を打った会見にしかみえないですね。
逆に、最初から辞任覚悟、次のGMにはそうなってほしくない!と
言う考えでの会見でしたら、清武さんかっけー本当に巨人を愛してるんだなになりました。
どうみても、権力にしがみつきたいだけにしか思えないんですよね。
今回のニュース記事のリンクから初めてこちらを拝見しました。
大変分かり易いコラムで楽しめました!
私もいちプロ野球ファンなので…。
清武さんの「ファンに寄り添う」言葉は信頼できるし心に響きました。
片や今日出された渡辺氏の反論文には、「ファン」のことなど一言もありませんでしたね。自分とその周りの事ばかり…。
>野球に対する一片の愛情も感じられず
本当に、仰る通りだったと思います。
ホークスが先日優勝した際。
選手のみなさんが孫オーナーを呼び、胴上げされていたあのひととき。
胴上げした選手たちの笑顔!孫オーナーの笑顔!
このチームのファンで良かったと心から思いました。
球団経営とか人事とか難しいことは私には分かりません。
でも野球はみんなに愛されるすばらしいスポーツだと思っています。ファンも選手もフロントも、その愛で一体となれるから感動できるのではないのでしょうか。
巨人は好きにはなれないチームです。今回のことで、その原因が渡辺氏とハッキリ分かりました。今更ですが…。
これがきっかけとなり、巨人軍が良い方向へと導かれることを祈らずにはいられません。
清武さん、がんばって。
昔の胸ネームはビジターTOKYOU、ホームGAIANTSでした。
読売でなくTOKYUOだから全国区なのです、一企業、一読売ではだめなのです。讀賣に固執する渡辺が巨人軍の癌なのです、川崎ベルデー(サッカー)も撤退したのは讀賣が名乗れないからです、そんな決定をしたのが渡辺会長なのです。清武氏は真っ当な事をするには、こういう手段しかえらべなかったのですね。報道各社、識者、評論家諸氏は公に書くと常識的にしか書けない、言えないが本音は清武良くやった、ジャイアンツを本当に愛するファンの多くの応援者も本音では清武良くやったと思っていると思います。
今日の渡辺会長のコメントは、原監督にも影響大になるね、大変だ。GMはオビニタスキで原が清武でもいいですよ!補強は知らないうちにされた、外国人の補強も戦力にならなかった!と原監督が渡辺会長に進言した等々・・・・・原監督にも影響しそうだね!ま~
原監督も作戦は東海大相模高校の高校野球のような作戦をしているし、外国人の補強の失敗でなく監督の指導力の問題ではないのかな?ラミちゃんが退団するのも使い方でしょ!もっと選手を信頼しなくては?悪いのは選手、戦力にならないのは編成?そもそも今回の件は渡辺会長と原監督の作戦能力と指導力に問題があったんですよ!
自らの越権&独裁的言動にあることをわかってない。
老害の典型的な症状である。
清武は取締役会にてナベツネの目に余る暴走を指弾し、退場させる
のが正道である、と弘兼憲史はキレイゴトを言っていたが、生の現実はそれほど甘いものではない。
桃井以下のほとんどの取締役は保身のカタマリ、つまりナベツネに
反旗を翻す勇気のない者たちばかりだから、取締役会を開いても
意味がない、と清武は悟ってマスコミを通じて叫びたかったのだろう。
が、そこで何かが決定されるわけでもない。
しかし、ナベツネの暴走を阻止する最大の手段はマスコミしかない
と清武は最終判断したのだと思う。
リスクはいずれにしても大だが、このまま放置しては自分が潰れる
だけだと危機視して窮鼠猫を噛む行動に出たのだと思う。
清武もGM就任後は横柄になったという記述を目にするが、
やはり何といってもまずはナベツネの傲慢な手法を槍玉にあげることが優先されるべきだ。
野球の視聴率が下がる中、野球界を盛り上げようと皆さんが必死で行動している中「たかだか一選手が」と言った事は本当に腹が立ちました
渡辺さん、「たかだか一老人が今更ごちゃごちゃ言うな!!引っ込んでろ」と言ってやりたい。
本日、人事のことは以前に聞いていたと認めたとニュースで出ておりましたが、渡辺氏はテレビカメラの前で「人事の報告は聞いていない。」と豪語したのです。
清武さんに謝罪を求めるのであれば、まず先にテレビカメラの前で「人事のことは以前に報告を受けていた。嘘を言って申し訳ない」と謝罪をするのが先だと思います。
もういい加減隠居してほしいですね。
・老人で何が悪い、という意見もあったが、以上の理由で老人は特に85歳ともなればサッサと世の中の一線から退くべきである。ベン=アリ(チュニジア)でもムバラクでもカダフィでもとにかく権力(者)は堕落する。絶対的権力者は絶対に堕落する。さらに老化した権力者は堕落するオマケに耄碌する。そのことは若き頃に権力にはむかったナベツネ氏が一番わかっていることではないか。
清武代表の意志と行動には100%賛同しますが、やり方がうまくなかった。会見では涙も見せていましたが、あの老獪な御仁を一撃のもとに仕留めるには、感情ではなくて周到な準備と根回し、それに理論武装が必要でした。
案の定、さっそく渡辺側も反論文書を出してきました。しかも、悪いことにこちらの主張の方が理知的で筋が通っています。さすが、老いたとはいえ、かつて首相の演説文まで書いていた読売新聞主筆。
世論のほとんどは反ナベツネでしょうから、清武支持が大勢になるとは思いますが、今回の会見内容だと「所詮、読売グループ内の権力抗争ではないのか?」と指摘された時に反論しにくい。もちろん野球通の方なら、清武氏が球界全体を考える広い視野の持ち主だと知っているでしょうけれど。
オリンパスのように致命的な一打を喰らわせるためには、ウッドフォード氏のようにちゃんと弁護士や専門機関と事前に相談して「どこに法令違反があるか」「コンプライアンスに抵触するのはどこか」を(こじつけでもいいので)洗い出して、そこを攻めないといけません。また、会見前にマスコミへの根回しもしておかないと、マスコミ各社も立ち位置を決めにくい。
今回の清武騒動、意気は大いに買いますが、ちょっと詰めが甘かったと思います。
コンプライアンスという点で見れば、清武氏の行動のほうがよっぽど問題行動でしょう。
著書を読む限り、清武氏は育成論者で非常に理想の高い方です。
もちろんそれ自体は問題あることではありませんが、近年の現場の補強要望なども無視して巨人は2年連続優勝を逃しました。
その責任としてGMの職を失いそうになったら、コーチ人事を降格されそうな岡崎氏を守るという大義名分を立てて、訴えるという稚拙な方法ですね。
2年連続優勝を逃したら組閣変更ぐらい巨人はもとより、他の球団でもよくあることです。チーム編成を行うことに強くこだわりがある人のようですのでGMという職を失うのが嫌なのは容易に想像がつきます。
現在の育成枠などの設立などの功績もあり、実績も大きい人ですが
正直、今回の件は清武氏にがっかりですね。
自分はサッカーファンなのですが、サッカー界にナベツネ氏および読売Gは悪い痕跡を残しています。
J発足時に企業名を出したい読売の傲慢な姿勢は周知の事実ですし、儲けが出なくなるとさっさと撤退する志の低さなどは、サッカー界から居なくなってくれて良かったと語られる程です。
ナベツネおよび読売のやっていることは、スポーツという人の心の純粋な部分で感じるものと対極にあります。
サラリーマン感覚の不条理やドロドロした部分を是としてさらけ出し、権力を笠に着たゴリ押し・・・つくづく呆れます。
今やスポーツは1企業が支配し、その都合によって押し付けるものではありません。
そもそも企業主導のプロスポーツに限界があるのはサッカーで明白ではありませんか。
J発足前の日本リーグや代表の体たらくは、まさに暗黒の時代であり低迷期でした。
清武氏の告発は確かに子供じみています。
しかし不条理な主張、傲慢な態度、私物化を匂わせる言動、さらには監督やコーチ、選手らの「余計なことは口にしない」という態度、これらはほとんどの人が感じていることだと思います。
判っているのに変えようとしない、この考え方こそスポーツとは縁遠いサラリーマンの発想、ファンにも問題があると私は思います。
さらに強大な権力者。やっかいな老人です。
今回の件で、清武氏の方が心情的に賛同を得やすいようですが、コンプライアンスやガバナンスの観点から見れば、どっちもどっちではないでしょうか。確かに、渡辺会長の言動は正直申し上げて理性的でなく、常に上から目線のものが多くまた、自分の主張が一番正しいと思っているのでしょう。
ましてや、この方は日本の政界等の中でもフィクサーのような行動を取り権力志向がとても強いと思われます。このような方は、その権力から絶対に自ら引き下がることなどありえませんし、それらを利用しようとする輩(何も経済人だけでなく政治家等も)がいる以上は引き下がらないでしょう。
清武氏も同様に問題解決や組織の適正化を図るための記者会見でなかったので、これでは痴話喧嘩をマスコミを使って行なっているとしか思えません。公共のメディア等を利用してぶち上げるならば、刺し違える位の覚悟が欲しかったですね。
早速、渡辺会長からの反論で、無能とか尊大だとか原監督から相談を受けていたなどと、ネガティブ情報がポロポロでてきます。また、桃井社長からは梯子を外されここの至るまでの思考や作戦等もなく感情の思うがままに行なってしまったような気がします。
渡辺会長も、清武氏も、桃井社長も皆さんできちっと責任を取りましょう。最後の行動でその人の評価は変わります。
さもなくば、こんな奴らが会社のトップや球団のトップに居たらなさけなないし,カッコ悪いでしょ。
渡辺氏の発言や行動に同意できるものはありませんが、清武氏も企業人として渡辺氏が球団に良くない影響があると考えられるなら、それなりの行動を起こすべきだったと考えます。
今回の告発も告発するだけで、自分にはどうにもできないから誰か何とかして!としか聞こえません。
本当にどっちもどっちです。
ただ、社会の高齢化、ネット文化の発展などで、新聞は旧時代の報道手段となり、斜陽化が進んでいます。今回の問題は、新聞の弱体化という背景もあったので、清武氏は言いたいことが言えたのかもしれません。右肩上がりの全盛期なら、経営批判はやはりためらうでしょう。
少し話は変わりますが、今回の「大阪秋の陣」とやらも、独裁をめぐって活字ジャーナリズムはおおむね橋下氏に批判的ですが、残念なことに、その活字が読まれていなく、訴求力が弱いのです。
大阪府民ならずとも、テレビのイメージで「おもしろいのんとちゃう」と支持してしまう可能性が強いと思います。
活字対電波、あるいは教養階級対大衆といった二極化の戦いですが、市長は橋下氏が勝つでしょう。府知事はさすがに橋下氏の子分は難しいと思いますが、もし当選すれば、橋下独裁は大きく歩を進めます。注目。
もちろんコンセンサスをとっているんでしょうが、今後、原監督がどのようにコメントしても、悪い影響しか生まない気がします。読売グループ自体、保身集団のように見えますから、この件について、いろいろな状況が分かってくるのは、渡辺氏の声が聞けなくなってからでしょう。
コーチ陣との契約直前のことですから、「早く言わなきゃ」という感情も働いたと思うのですが、あそこまでの覚悟があったのであれば、もう少し材料があったほうが良かったかもしれない。(受け流しは、天才的ですから・・)
あの時この爺さん、本気で野球を愛していないなって感じました。
老害を通り越して人格が壊れているんじゃないでしょうか。
しかし、読売の中にも真っ当な考え方を持って発言する方がおられて嬉しく思えました。
人格障害のある老兵は消え去るのみです。
時代はどんどん進化してるの、80代と60代の痴話喧嘩は週刊誌でやってください。新聞のスポーツ欄、社会面で取り上げるべきものでありません。長い間ありがとうございました。さようなら、プロ野球。
他の方もコメントされてましたが、ナベツネさんがたかが選手ふぜいがとコメントされてからです。
ファンである私は選手が頑張っている姿を見て応援しているので、私まで馬鹿にされた気がして、そこまで言われて巨人を応援する気持ちがす〜っと冷めました。
高齢になっても立派な方はたくさんいますが、この方は以前から問題発言を繰り返されてきました。
今回の件のマスコミ各社が清武さんを責めているのがよくわかりません。いつもあんなに余計なことを話すナベツ
ネさんが黙っているのも単なる作戦としか思えません。
コメントの中にもよく野球を知りませんが…清武さんが悪いのではと書かれている方、よく知りもしないでありきたりな常識ぶったコメントをしないで欲しいと思います。
巨人が好きな人に今回のことをよく考えて発言して欲しいのです。
今回の清武さんの件がニュースになった時は、また巨人ファンに戻ろうかと思ったくらい熱い思いが蘇りました。巨人が変わるなら…。
しかしその後の状況を見ている限りは、結局元の木阿弥。
あと何年も生きないだろう人をいつまで祭りあげておくんでしょうか。
一日一日ファンは減っています。
ナベツネさんのコメントは、スポーツニュースに全くいりません。
ナベツネと刺し違える覚悟でやれとか言っている人いますが、刺し違えて辞任したらそれこそ懸命に交渉してきたコーチ陣に対して無責任でしょう。
もちろん今回は刺し違えてクビになることは覚悟の上でしょうが、目的は選手やコーチ、そしてファンに対して球団として筋の通った誠意ある行動を取ることでありそれが守られるならナベツネが今後もあの座に居座り続けることは特に否定しないのだと思いますが、現場で直接選手たちと接してきた清武さんにとっては、選手やコーチたちに対して筋の通らない恣意的な介入には抵抗を示したかったのでしょう。
どうもマスコミにはナベツネへとの対決姿勢を前面に押し出した報道が多すぎて、今回清武さんが本当に守りたかったものが忘れ去られている気がします。
しかし、あの妖怪がいるせいで何度となくファンを止めようかと思っていますが、選手の頑張りを見て思いとどまっています。
今回の件はナベツネに引導を渡すべく最高の機会だと思います。
桃井オーナー、原監督以下選手の巨人軍に属する者はもちろん、
読売新聞社内部もまとまってナベツネ降しを発動すべきです。
選手のため、ファンのため、ぜひナベツネを更迭してください。
読売新聞を始め、他メディアでは清武氏の行動を会社人(経営者)としていかがなものかという論点で批評していますが、経営者の一角をなす取締役が、自らの地位を脅かすことになっても拒否の姿勢を表すことに、今回の手法しかなかったということは想像にかたくありません。なにせ、周りはみんな渡辺氏に右へならえ、の幹部なのですから。
新聞は今後のジャイアンツの取材制限などが怖くて、及び腰の報道に終始してますが、マスコミも旧守勢力の片棒をかついでしまっているのが情けない。
いちばんハシタナイのは、読売新聞。第三者もこういっているといったコメントを発表したり、掲載する事自体、旧守勢力の言い訳のように映るのは、私だけでしょうか。
オリンパス、大王製紙など、昨今の問題はすべて、旧守勢力におもねり、願わくば昭和のロマンの時代を維持したいという弱虫たちがダンマリを決めていたために起こった不祥事です。
今回の行動は、清武氏の行動の評価うんぬんはさておき、読売新聞という企業の持つ、ある事柄や人物については何も言えない起業風土の危険性を指摘していると思います。
清武氏も覚悟の行動と思います。これで終わっては自爆ですので、徹底的にごねて、読売幹部を巻き込んで、ぐちゃぐちゃになって地獄に堕ちる覚悟で膿をだしてほしいです。一人では倒れないでください。出来るだけ多くの旧守擁護の凡下の衆生を覚醒さえてください。中途半端に反骨の元GMなんていう看板でTVには出て来てほしくないです。
それが男子の本懐というものです。