青木がこのタイミングでMLBに挑戦した背景には、イチローの存在があったと思われる。イチローは28歳でMLBに移籍したが、青木も30歳になるまでに挑戦したいと言っていた。実は、今シーズン終了時点での青木のNPBでの通算成績は、イチローのそれと非常によく似通っているのだ。
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試合数、打数、安打などほぼ同じ水準だ。青木はこの数字を意識していたのではないか。
大卒の青木は高卒のイチローよりもNPBでのキャリアは1年短く、MLB挑戦表明時での年齢はイチローよりも1年上だ。このタイミングが最後のチャンスと思ったのだろう。
青木宣親をイチローと同じレベルの打者だと仮定すると、1で予測した数字とは別の数字も算出することが可能だ。
イチローのNPBでの通算の数字と、MLBでの通算の数字を、それぞれ144試合、162試合に換算して、その下落率を出し、青木のNPBでの通算の数字に算入してみた。赤がその数字。

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青木はかろうじて3割を打ち、1番打者としては合格となる。ただ、この数字を残したとしても青木は一流とは言い難い。MLBでは1番打者から8番打者まで、平均すれば13~14本塁打を打っている。NPB時代のイチローよりも本塁打数が少ない青木は、危険な打者とはみなされない可能性が大きい。
昨日の青木の厳しい表情は、こうした現実を十分に認識していることを物語る。
まずは青木に対してどれだけのMLB球団が手を挙げるか。そして年俸オファーはどれくらいになるか、に注目したい。マイナー契約ということはないだろうが、現在の年俸3.3億円(約420万ドル)+出来高を大きく上回る数字を提示する球団は多くはないと予想される。

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