私は地上波テレビには批判的だ。プロ野球中継を中々放映してくれないし、たまに中継してもちゃんと試合を見せてくれないからだ。くだらないバラエティ番組を放映するために、中継が打ち切りになるのも悔しい。
しかし、ほとんど唯一、地上波で“これは大したもんだ”と思っている企画がある。
フジテレビ「すぽると」で一昨年のこの時期から始まった「1/100」だ。

100人のNPB選手にインタビューをし、各部門のトップ5を決めていくというシンプルな企画。しかし同じグランドに立っている選手が誰を評価しているのか、という事実が明らかになるのは本当に新鮮だった。

単なる思い付きの企画で長続きしないのではないか、と思ったので録画しなかった。また、不定期の放映なので追いかけにくかったのだ。

今年になってその重要性に気が付いて、You Tubeなどで追いかけている次第。
2011年度はこういう結果だった。洩れているかもしれません。

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数字を反映した結果もある。しかし、意外なものもある。
荻野貴司は、2010年に鮮烈なデビューをしたが、あとは故障続きで今に至るもほとんど試合に出ていないが、その走塁は選手仲間に鮮烈な印象を残したということだ。

コントロール部門、吉見一起がパリーグの投手を抑えてトップに立っている。選手たちは同一リーグの選手を推すとは限らない。交流戦によって、違うリーグの選手のプレーにも接している。吉見にはパリーグの選手からも相当票が入っているのではないか。

バットコントロール部門の7位、後藤光尊は、他の選手とはニュアンスが違う理由で評が入っている。ワンバウンドになりそうな球を安打にするなど、名うての悪球打ちなのである。

パワーヒッター部門、9位に入った柳田悠岐は、まだ1本も本塁打を打っていないが、中日の井端が1票を入れた。
「2軍で見たんですけど、バックスクリーンに軽々と放り込んでました。パワーありますよ」
だそうだ。
選手のコメントも味がある。

私は「クラシックSTATS鑑賞」という企画を2年ほど続けているが、選手の記録はわかっても、その選手がどんなプレーをしたか、は、レギュラークラスの選手でも、30年も経てばわからないことが多い。数字から類推することはできるが、具体的な選手像は浮かび上がってこないのだ。

同時代を生きた選手たちが、名選手たちのすごさを語る。「すぽると」のこの企画は、積み重ねることで素晴らしいアーカイブになると思う。2010年版は今、まとめている。追いかけて記録しておきたい。

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