過去6年、ボストン・レッドソックス=BOSのクローザーとして219セーブを挙げていたジョナサン・パぺルボンがフィラデルフィア・フィリーズ=PHIに移籍した。4年5000万ドル。
チーム生え抜き。松坂大輔と同い年であり、BOSの顔の一人だっただけに、チームのスクラップ&ビルドが進んでいることを実感する。

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2003年のドラフト4順目。同期にはデルモン・ヤングやチャド・ビリングスリー、アンドレ・イーシィアなどがいる。出世頭の一人だったろう。
松坂がMLBに挑戦した2007年に、パベルボンは一度先発転向することになったが、スプリングキャンプ中に翻意し、クローザー一本でいくことになった。ホップするような球威十分のフォーシームと高速スライダー、三振の取れるスプリッターの取り合わせ。胸のすくような投球を見せるクローザーだった。狭いフェンウェイパークだが、全盛期のパベルボンには大きな信頼感があった。
2010年は不振に悩み、台頭してきたダニエル・バードにクローザーの地位を脅かされそうになったが、今季は一時の球威はないものの、制球力がよくなり、安定した成績を残した。しかし、今年9月28日今季最終戦のボルチモア・オリオールズ=BAL戦、BOSが負けてタンパベイ・レイズ=TBが勝てば、ポストシーズン進出が消えるという大一番で、ロバート・アンディーノにサヨナラ安打を打たれ、チームも敗退した。これが今季初黒星だったが、何かが終わったという感慨を抱かせたものだ。
契約満了に伴うFAだったが、彼を育ててくれたフランコナー監督も解任され、あっさりと移籍を決めた感がある。率直に言って盛りを過ぎていると思われるが、ベテラン投手を活かすのがうまいPHIだけに、活躍するかもしれない。
「一家離散」の始まりを予感させる移籍劇だった。

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