斎藤佑樹は、5/12の登板で1.1回9失点と崩れただけに、この試合は何としてもいいところを見せたいところだ。交流戦の登板はプロ初。広島の先発は東京六大学で何度も対戦している明治大出の野村祐輔。
yuki-Saito20120520




二人の投げ合いを見ていると、今どきの良い投手の資質が見えてくる。今の好投手は150km/h超の速い球を武器にするのではなく、そこそこの球速のコマンドの良い速球と、動くボール、チェンジアップ、そしてスライダーなどの横変化の球で打者のポイントをずらしていくのだ。

二人ともコントロールが良く、打者に芯に当てさせない。この日は、斎藤の方がテンポが良かった。またきれいな4シームがストライクゾーンに収まっていた。齋藤の方が調子は良さそうだった。打たせて取る投球が際立っていた。反対に言えば、広島打線がそれほど弱かったということだ。早打ちで当てるような打撃が目立った。

両軍ともに走者が出れば早い回からでもバントで送る。高校野球のようだ。

野村は小谷野、鶴岡という派手さはないがしぶとい打者に粘られて球数を増やしていく。齋藤は梵に手を焼いていた。しかし両軍ともにまともな安打が出ないのだから、お話にならない。

斎藤は、当たっているニックとは勝負しなかった。実質的な敬遠を2つ。面白くない野球だが、貧打の時代だけに、これが定石になっている。

6回、唯一タイミングが合っていた梵が、高めに入ったスライダーを左翼スタンドへ。この日唯一の得点が入った。

斎藤はピンチを迎えたが後続を断って、この回で終わり。わずか80球は見事の一語。野村は7回に先頭打者を出したが、三者を切り取って降板。

好投手の良い投げ合いだった。負けはしたが、斎藤は打たせて取る良い投球ができていた。しかし、打者のふがいなさは深刻だ。ますます野球が小さくなる。

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