NPBの現状と今後について考えるのは、私の課題の一つだと勝手に思っているが、そのためにも独立リーグの現状について考えたい。
まず、今、独立リーグは、どんな顔ぶれが指導しているのか、見る。
2005年スタート、最も歴史がある四国アイランドリーグplus。

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香川の近藤智勝(ともすぐ)コーチを除くすべての監督、コーチがNPBでの実績がある。成績不振などで監督、コーチの顔ぶれは入れ替わるが、高知の定岡智秋監督は5年目。南海の内野手であり、定岡正二、徹久の兄。強肩で鳴らした名内野手だった。その下には、163cmと小柄だがロッテ、阪神で活躍した弘田澄男。アドバイザー兼総合コーチという肩書だ。故郷のために一肌脱いだというところか。

愛媛の星野おさむ、香川の西田真二、徳島の島田直也、NPBでは名前の知れたわき役クラスだった元選手が監督になっている。

昨年まで現役だった喜田剛が、徳島のコーチに就任している。

2007年に始まったBCリーグ。

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選手兼任監督、コーチが多い。また、NPBを経験していないコーチも多い。このリーグは四国と同様、NPBの下部組織的な機能も果たしているが、同時に地域に密着して独自の指導者を育成しようとしているような感がある。

高津臣吾はまだ現役の看板を挙げている。しかし今季は登板はない。最長老は佐野嘉幸、進藤達哉も名の通った選手だった。

PL学園卒のプロ選手の走りの一人、大洋のリードオフマンだった中塚政幸、ロッテで完全試合を記録した八木沢壮六が群馬のコーチ。高知の弘田同様、アドバイザー的な位置づけだろう。

石川の監督森慎二は、MLBのタンパベイ・レイズに挑戦したが試合に出ることなく怪我で引退。その無念さが野球を続けさせているのだろうか。

2009年にスタートした関西独立リーグ。

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※jojiさんのご指摘により、修正しました。田中実が大和侍の監督になっておりました。申し訳ありませんでした。

最も組織が弱体なリーグ。チームも毎年変わっている。今は、選手は無給。仕事やアルバイトで選手が試合を欠場することもある。コーチが急きょ試合に出ることもあるため、兼任コーチも多い。

兵庫は選手の高下が代表者を務めている。池内豊、村上隆之、石毛博史と名の通った元選手も指導者になっている。一方、神戸はNPBでの選手経験どころか、独立リーグの選手経験もないトレーナー出身の金崎泰英が一人でチームを率いている。

紀州の石井毅は関西独立リーグの実質的な運営者の一人でもある。昨年は門田博光が大阪ホークスドリームの総監督を務めていた。


この顔ぶれから見えるのは、少なくとも四国とBCは「遊び半分ではない」ということだ。NPBで実績を残した名選手たちが、数多く指導者として参画している。

独立リーグの球団は、NPBとは比較にならないほど経済規模が小さいから、指導者の年俸は数百万程度だろう。無給、手弁当のケースもあるのではないか。
それでも、独立リーグに情熱を注ぐのはなぜか。一つは現役時代に完全燃焼できなかったという心残りがあろう。この顔ぶれを見ていると「わき役」「準レギュラー」クラスが多い。

また、ここから実績を積み上げて指導者としてNPBに返り咲こうという人もいるだろう。

ベテランの中には、お目付け役、ご意見番を買って出ている人もいると思う。

球団にしてみればNPBとのパイプ役としての機能も期待していることだろう。

経済的に不安定で、将来の保証もない中で、独立リーグは必死になって球団を維持、発展させようとしている。
その熱意が本物であるのは、指導者たちの顔ぶれを見てもわかるような気がする。

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