松井秀喜をマイナー契約した時点で、タンパベイ・レイズ=TBは、「試してみる価値はある」と考えていたはずだ。とりたてて故障がなく、まともに野球ができるのなら、そして過去の実績を考えるならば、MLBの試合に出してみるべきだと。リスクになるような高額年俸でもない。
それにしても、調子が上がらな過ぎた。
AAAダーラムでの松井秀喜の戦績。

hideki-matsui20120529




5/17にはポータケットの松坂大輔と対戦しているが、3打席凡退。以後も調子が上がらなかった。松井という選手は不調の時も四球だけは結構とっているのだが、いまは四球も少ない。

長打も2本だけ。打球が上に上がらない、いわゆる「ゴロキング」の状態だろう。

左打者の指標になる対左投手は5-0。対戦数は少ないが、対応できていない。

率直に言って良い要素は何もないという状態だ。

左翼の守りについては無難に守っているし、走塁も問題がない。

松井秀喜本人は「対戦したことのない投手で戸惑った」と語っている。

TBにしてみれば、外野のサム・フルド、デズモンド・ジェニングスがDL、ゾブリスト、アレンが絶不調、DHのスコットもいまいちで、強力打線のニューヨーク・ヤンキース=BOSや、ボストン・レッドソックス=BOSに力負けしそうな今、補強がほしいのだ。使えるものならすぐにでも打順に組み入れたい。しかし、ダメならさっさと放出したい。そういう意図を持っての昇格だ。

若手のように調子が上がるまでは待ってくれない。だめならだめで、さっさと見切りをつけられる。むしろ厳しい処遇だと言えるだろう。

松井は、開幕戦や復帰戦などいいところで快打を放ってそれから調子を上げることがしばしばあった。そういう山っ気をもっているのだろう。

松井がMLBで活躍する根拠はほとんどないが、それでも期待をして打席を見守りたい。彼がメジャーリーガーであり続けられるかどうか、答えはごく短期間で出るはずだ。

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