背番号は35。シカゴ・ホワイトソックス=CWS戦。投手は完全試合男のフィリップ・ハンバー。過去5年、7打数1安打。
hideki-matsui20120529




2回裏、DHルーク・スコットが三振して打席に、1死無走者。初球を思い切って空振り。完全男ハンバーは、一球外して三球目、外角に逃げていく2シームを反応良く振りぬくが、左翼へのフライ。ウォーニングトラック手前だったが、大きな当たり。

4回裏、2死一塁で2回目の打席。初球、低めにくる2シーム(MLB公式サイトではスライダー)を腰を沈めて薙ぎ払うように振ると、打球は右翼スタンド中段へ。2ラン。スイングが非常に速かった。重心がぐっと左足にかかるのがわかった。スイングよりもほんの少し遅れて打球が加速して上がっていく、松井本来の当たりだ!

6回表、左翼松井の前にビシエドのタイムリー安打。速いゴロ。松井は拾って投げ返すが、2-3と逆転される。タンパベイ・レイズ先発シールズはさらに打ち込まれ、CWSに大量点が入る。

6回裏、2死一塁で三度目の打席。ハンバーは速球系を投げてこない。スライダーを4球投げ、さらに遅いカーブでタイミングを狂わせて二ゴロ。しかし、しっかりバットに当てている。

9回裏、大差がついての打席。左腕サンチアゴにかわる。シンカー(スクリューボール)のキレが鋭い。松井はひっかけて1ゴロ。

4打席でストライクを見送ったのは2度。ファウルが2つ。積極的に打ちに行っていた。早く結果を出したいとの気持ちからだろう。
今日の一発で、松井秀喜はずいぶん楽になったはずだ。あとは振り回すよりは確実に有効打を打っていくことだろう。TBは松井の一発だけ。TBの貧打は変わらず。救世主になれる可能性はある。CWSは7連勝。

ところで福留孝介がCWSのベンチにいたはずだが、影も見えない。チームの打線が好調なだけに影が薄い。7月でお払い箱の可能性が高いのではないか。

私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!