例によって5月のMLB日本人選手の記録をみていこう。まず野手。
イチローは5月.250で終わった。



5月は通算では1401打数480安打、.343。シーズンで最も好調な月なのだが、今年は全くさえなかった(昨年も.210)。4月に続いてイチローお得意のストリーク(連続試合安打)が見られない傾向は続いている。今月も6試合しか続かなかった。
5月30日にはじめて試合を欠場したが、皮肉なことにチームは21打点を挙げた。ウェッジ監督は、この結果を見てカイル・シーガーを3番に上げ、イチローを1番に戻す決断をした。6月からはイチローは1番で登場する。
とはいっても、この数字では一番打者としても合格とは言えない。2日間休みを取ったイチローだが、今日は良い滑り出しをするだろうか?
川崎は5月は1安打だけ。

相変わらず元気だが、それも見慣れた光景になってきた。数字が出なければ単なる“変わった奴”になってしまう。捕手の練習もしているが、いずれにしても数少ない出場機会をモノにすることはできなかった。弱体打線のテコ入れが迫るシアトル・マリナーズ=SEA。マイナー落ちの危機である。
福留も、厳しい状況。

もともと外野の定位置は保証されていなかったが、シカゴ・ホワイトソックス=CWSは、ビシエド、デ・アーザ、リオスが揃って好調。全く当たっていない福留は、リリブリッジにも後れを取って5番目の外野手だ。
7月のフラッグシップ・ディールまでに放出されるのは確実ではないか。
青木宣親は、実力でレギュラーを勝ち取った。

昨日は5タコに終わったが、2か月連続で3割をマーク。盗塁は少ないが、1試合に1本以上打つ安定感が信頼を得ている。ジョナサン・ルクロイがDL、好調だったトラヴィス・イシカワもDLと打線に陰りが出る中、貴重な存在になりつつある。
松井秀喜が帰ってきた。

マイナーでも調子が上がらなかったが、復帰戦での一発で一躍期待が高まっている。一昨日もセンターに大きな飛球を打っているが、早いうちに打率を.250程度に上げることだ。今日はボルチモア・オリオールズ戦でチェンと対戦する。
と書いていたら、目の前のテレビでチェンの初球を2ラン本塁打。好球必打ができている。
最後に西岡剛。

こんな実力の選手ではないはずだが、AAAでもMLBと同じような成績しか挙げられていない。今の状態では完全な失敗事例だ。精神的な部分が大きいように思う。うつむいて野球をしているのではないだろうか。
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5月は通算では1401打数480安打、.343。シーズンで最も好調な月なのだが、今年は全くさえなかった(昨年も.210)。4月に続いてイチローお得意のストリーク(連続試合安打)が見られない傾向は続いている。今月も6試合しか続かなかった。
5月30日にはじめて試合を欠場したが、皮肉なことにチームは21打点を挙げた。ウェッジ監督は、この結果を見てカイル・シーガーを3番に上げ、イチローを1番に戻す決断をした。6月からはイチローは1番で登場する。
とはいっても、この数字では一番打者としても合格とは言えない。2日間休みを取ったイチローだが、今日は良い滑り出しをするだろうか?
川崎は5月は1安打だけ。

相変わらず元気だが、それも見慣れた光景になってきた。数字が出なければ単なる“変わった奴”になってしまう。捕手の練習もしているが、いずれにしても数少ない出場機会をモノにすることはできなかった。弱体打線のテコ入れが迫るシアトル・マリナーズ=SEA。マイナー落ちの危機である。
福留も、厳しい状況。

もともと外野の定位置は保証されていなかったが、シカゴ・ホワイトソックス=CWSは、ビシエド、デ・アーザ、リオスが揃って好調。全く当たっていない福留は、リリブリッジにも後れを取って5番目の外野手だ。
7月のフラッグシップ・ディールまでに放出されるのは確実ではないか。
青木宣親は、実力でレギュラーを勝ち取った。

昨日は5タコに終わったが、2か月連続で3割をマーク。盗塁は少ないが、1試合に1本以上打つ安定感が信頼を得ている。ジョナサン・ルクロイがDL、好調だったトラヴィス・イシカワもDLと打線に陰りが出る中、貴重な存在になりつつある。
松井秀喜が帰ってきた。

マイナーでも調子が上がらなかったが、復帰戦での一発で一躍期待が高まっている。一昨日もセンターに大きな飛球を打っているが、早いうちに打率を.250程度に上げることだ。今日はボルチモア・オリオールズ戦でチェンと対戦する。
と書いていたら、目の前のテレビでチェンの初球を2ラン本塁打。好球必打ができている。
最後に西岡剛。

こんな実力の選手ではないはずだが、AAAでもMLBと同じような成績しか挙げられていない。今の状態では完全な失敗事例だ。精神的な部分が大きいように思う。うつむいて野球をしているのではないだろうか。
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コメント
コメント一覧
今だと1番も失格なので、2番にするかとも思いましたが、実績があるので無理だったのかもしれません。
バッターボックスで雑音が入るイチローとバッターボックスでは何も聞こえない松井。この差は大きい。
青木は打ち方が好きになれないので。。。
例年だと5月あたりから疲労で調子を落とし、6・7月は音なし。オールスターブレイクを挟んで後半戦に盛り返すというパターンが多い。疲労が古傷のヒザに悪影響を与えて、スイングが手打ちになるのです。
逆に考えると、適度に休ませながら半レギュラーで使えば、松井という選手はかなりのポテンシャルを発揮するのかも知れません。今までそういうシーズンがなかったので、今年はひとつ楽しみができました。
自分の能力の現実を痛いほど認識した今ですから、今後はもっとグラウンド内外で謙虚になる姿勢を見せて欲しいですね。
チームのための打撃とはどういうことか?を彼にとって考え直すいい機会だと思います。
イチローは去年と同じように5月に調子を落とし、贔屓目に見ても3番失格の内容でした。なんというか野球人生の最終章が(去年から)開いてしまった感じがします。
そんなことを言いつつ、自分にとって唯一無二の存在なのでしっかり見続けるのは変わりないのでしょうが(笑)。イチローが東京開幕におそらくピークをあわせてきたこと、休ませるのがあまりにも遅すぎ、少なすぎたと勝手に類推すると、適度に休み(個人的には一旦DL入りしてもいいかなぐらいです。)を取れば6月以降の復活も充分あると期待しています。
休みを取るのは、SEAの「ボーン・ヤード」→「エリア51」→「??」と守備の引継ぎという点でも重要だと思います。この前の21点取った試合でも、フィギンズの慣れないRFはお粗末でした。
松井の本塁打を見るにつけ、統一球の見直しを言い出すNPBにはあきれてしまいます。「もう少し技術を磨けと」
イチローについては、ショックです。イチロー3番説はMLB移籍時から自分の持論でした。カルーやグィンのようにギャップヒッター(外野の間を抜く打球を打つ)として活躍できると信じてたので。それに本塁打を打つ技術も松井より上だと確信していました。
一番に回って2試合目。
一試合2HRとかw
イチローらしいといえばイチローらしい。
一方、3番に入ったシーガーは昨日は打点をあげているものの、今日はノーヒット。
まぁ一日だけではどうこう言うのも…何ですがね。
昨日見た、巨人の村田の記事。
横浜時代のことが書いてありました。
本来は器用なバッターでつなぐバッティングもできるんだが、周りがあまりにも打てないので自分が還さなければと、段々と大ぶりになったという記事。
今、巨人で4番に座ってまさかのつなぐバッティングで機能してるようですが、これが本来の村田だ。という記事でした。
イチローも同じような形になっていたかもしれないですね。4番に座るバッターがあまりにも打てない。
監督さんは勝てない責任をベテランに押し付けていたように見えましたが、本当にそうかな?と感じていました。
采配の問題じゃね?と。
本来座るべき場所に座ったイチローは、打者を返す側から帰る側に戻って、のびのびやるかもしれないですね。
というか、未だにライアンを使い続けているのが理解できんのですが…
>7月のフラッグシップ・ディールまでに放出されるのは確実ではないか。
『福留が戦力外 Wソックスが発表』(共同通信 2012年6月23日)
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/mlb/headlines/20120623-00000002-kyodo_sp-spo.html
残念ながら。時期もご予想の通りとなりましたね。
松井ほどのMLBへのこだわりが福留にあるのか分かりませんが、NPBへの復帰も1年以内にあるのかもしれません。