例によって5月のMLB日本人選手の記録をみていこう。まず野手。
イチローは5月.250で終わった。

May-2012-01




5月は通算では1401打数480安打、.343。シーズンで最も好調な月なのだが、今年は全くさえなかった(昨年も.210)。4月に続いてイチローお得意のストリーク(連続試合安打)が見られない傾向は続いている。今月も6試合しか続かなかった。
5月30日にはじめて試合を欠場したが、皮肉なことにチームは21打点を挙げた。ウェッジ監督は、この結果を見てカイル・シーガーを3番に上げ、イチローを1番に戻す決断をした。6月からはイチローは1番で登場する。
とはいっても、この数字では一番打者としても合格とは言えない。2日間休みを取ったイチローだが、今日は良い滑り出しをするだろうか?
川崎は5月は1安打だけ。

May-2012-02


相変わらず元気だが、それも見慣れた光景になってきた。数字が出なければ単なる“変わった奴”になってしまう。捕手の練習もしているが、いずれにしても数少ない出場機会をモノにすることはできなかった。弱体打線のテコ入れが迫るシアトル・マリナーズ=SEA。マイナー落ちの危機である。
福留も、厳しい状況。

May-2012-03


もともと外野の定位置は保証されていなかったが、シカゴ・ホワイトソックス=CWSは、ビシエド、デ・アーザ、リオスが揃って好調。全く当たっていない福留は、リリブリッジにも後れを取って5番目の外野手だ。
7月のフラッグシップ・ディールまでに放出されるのは確実ではないか。
青木宣親は、実力でレギュラーを勝ち取った。

May-2012-04


昨日は5タコに終わったが、2か月連続で3割をマーク。盗塁は少ないが、1試合に1本以上打つ安定感が信頼を得ている。ジョナサン・ルクロイがDL、好調だったトラヴィス・イシカワもDLと打線に陰りが出る中、貴重な存在になりつつある。
松井秀喜が帰ってきた。

May-2012-06


マイナーでも調子が上がらなかったが、復帰戦での一発で一躍期待が高まっている。一昨日もセンターに大きな飛球を打っているが、早いうちに打率を.250程度に上げることだ。今日はボルチモア・オリオールズ戦でチェンと対戦する。
と書いていたら、目の前のテレビでチェンの初球を2ラン本塁打。好球必打ができている。
最後に西岡剛。

May-2012-05


こんな実力の選手ではないはずだが、AAAでもMLBと同じような成績しか挙げられていない。今の状態では完全な失敗事例だ。精神的な部分が大きいように思う。うつむいて野球をしているのではないだろうか。

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