交流戦も今日の2試合で終わり。少々台風が心配だが。巨人の初優勝が決まり、消化ゲームだと思っている人も多いと思うが、私は固唾をのんでみている。セパ両リーグの昨日時点での勝敗は、セの65勝66敗(11分)。今日試合があるDeNAとヤクルトがともに勝てば、2009年以来のセの勝ち越しが決まるのだ。

※中止が決まりましたね!
2005年に交流戦が導入されてからのセパの勝敗表。

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少し前にも紹介したが、2009年を除いてパリーグが勝ち越している。しかもここ2年はパが圧勝しているのだ。
ソフトバンクから杉内、ホールトンが巨人に移籍し、和田毅がMLBへ。日本ハムもダルビッシュがMLBに移籍したことで、今季はセリーグの方が優位だと思われた。

しかし、ふたを開けてみると前半戦はパリーグが優位に。後半になって巨人が盛り返したが、最終段階でもセが1つの負け越し。これはなぜなのか。

各チームの成績を見てみよう。

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巨人は得失点差で36のプラス。打率は2位、防御率は1位。中日は打率は9位だが防御率は2位。
この2球団とセの他4球団の成績を切り分けてみると、大きな格差があることが解る。

巨人はソフトバンクだけでなくDeNAからも主軸の村田修一を獲得。戦力を大幅アップさせた。また中日は投手陣が好調を維持しているが、他の4球団は戦力をダウンさせているのだ。
巨人が交流戦で優勝しても、セが勝ち越せないのは、2強4弱の図式がはっきりしているからだと言えよう。戦力均衡は進んでいないのだ。

今日の東北楽天-横浜DeNA戦、東京ヤクルト-千葉ロッテ戦は、セリーグにとって意外に重要な試合のように思われる。注目したい。


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