今季のイチローの異変を引き続き見ていこう。最大の変化は、今季、ヒッティングストリーク(連続試合安打)がなくなったことだ。今季の最大は5/18~5/22の5試合。
前の投稿でも言ったが、イチローが、これだけ安打を量産できたのは、固め打ちではなく毎日のように安打を打つことが出来たからだ。
イチローの10試合以上の連続試合安打。HS

ichiro Streak20120624




これまで40回ある。年に3~4回はこの程度の連続試合安打を記録してきたのだ。固め打ちで打率を上げて、ヒッティングストリークでそのレベルをキープしていく。調子の良い時だけ安打を打つのではなく、不調なときも1安打くらいは打って、細く長くつないでいく。これが、イチローの安打製造術だったと思う。

2006年までは、ヒッティングストリークの間、打率は.400を大きく超え、この間に打率、安打を荒稼ぎしている感もあった。

しかし最近のイチローは、安打が続いているときでも打率を急上昇させるような集中打はなくなった。ただ、つながりながら、次の好調時を待つという印象だ。

MLBでのイチローの最も長い連続試合安打は2009年の27。この年はWBCの影響で出遅れたが、5月に入って調子を上げほぼ一か月、安打を打ち続けた。しかし打率は.398.以前のような爆発力はなくなっていた。

ちなみにNPBでは2度23試合連続安打を記録している(いずれも1994年)。

2010年には14試合連続安打を打ちながら打率.283という記録も。このストリークは2安打の試合が3、あとの11試合は1安打だった。

今年のイチローは3試合打っては1試合休み、続いて2試合というかんじで、ぶつ切れになっている。1安打でも打てば打率はキープできるが、無安打だと打率は確実に下がる。下がった打率を元に戻すにはマルチヒットが必要になる。試合数がかさむと、リカバリーはさらに困難になる。

今年のイチローの打率低迷の原因はそこにある。今日、4回にタイムリーが出て4試合連続安打となった。これをどこまで伸ばすことが出来るだろうか。

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