続いてパ・リーグの2020年と2021年の戦力マトリックスの推移を見て行こう。
2021NPBレビュー
セントラル・リーグ、2020-2021マトリックス
だいたい毎年やってきたと思うが、投打の数値から戦力の推移をみるマトリックスを作った。
先発救援のバランス ミルウォーキー・ブルワーズ投手陣
バランスの良い先発救援で勝ち抜けたと言う印象だ。
エース不在 ピッツバーグ・パイレーツ投手陣
救援投手はまずまずなのだが、先発陣がピリッとしないチームである。
最強 ロサンゼルス・ドジャース投手陣
2020年も2021年も防御率リーグ1位だが、中身はかなり違う。
マエケン沈む ミネソタ・ツインズ投手陣
2020年のサイ・ヤング賞候補だった前田健太の落ち込みが結構響いた印象だ。
シーズン投球数ランキング
セ・パ両リーグの投手のシーズン投球数を見て行こう。
寄ってたかって勝ち星つなげる 東京ヤクルトスワローズ 投手陣
規定投球回数入りも二けた勝利もなし。それでも優勝したわけだ。
打線つながる 東京ヤクルトスワローズ打線
月並みな言い方だが、打つべき人が打っていると言う感がある。
来季の抑えは? 阪神タイガース投手陣
元々ピッチャーズパークでもあり、投手陣は優秀だった。
恣意的運用 読売ジャイアンツ投手陣
これだけ「失敗の原因」がはっきりしている例も珍しいかもしれない。
補強も采配も裏目 読売ジャイアンツ打線
フロントも現場もうまく機能しなかったという印象だ。
酷使の反動は? 広島東洋カープ投手陣
九里と大瀬良が残留したのは朗報ではあるが、活躍した投手がすぐにくたびれると言う問題は残る。
大型化 広島東洋カープ打線
若手が着実に育っている。それにともない打線はリーグトップクラスになったが、悩ましいことに主軸は来年、いなくなる。
宝の持ち腐れ 中日ドラゴンズ投手陣
投手陣は球場のメリットもあり優秀ではあったが、報われないことが多かった。
貧打に手を打たず 中日ドラゴンズ打線
バンテリンドームが極端なピッチャーズパークなのは間違いないところだが、あまりにも策がなさ過ぎたという印象だ。
先発、救援ともにアウト 横浜DeNAベイスターズ 投手陣
もともと救援投手のやりくりで持っていたチームだが、その救援が戦力ダウンしたから下位低迷は仕方がないところだった。
無駄に強力 横浜DeNAベイスターズ 打線
昨年も今年も打線だけでいえばDeNAはトップクラスではあった。ただ、それが勝ち星に結び付かない。
山本と宮城 オリックス・バファローズ投手陣
投手陣も結局「左右のエース」が優勝の要因だった。
杉本と福田、宗 オリックス・バファローズ打線
今年のオリックスの躍進は、投打ともに非常にわかりやすい「勝利の要因」がある。