アメリカにも日本にも「野球のデータを扱う仕事」は、はるか昔からあった。それは一般的に「スコアラー」と呼ばれる仕事だ。これは直接的には「試合のスコアを衝ける仕事」ということだ。MLBでは草創期から長く新聞記者が公式戦のスコアをつけてきた。こうした新聞記者が初
Note転送
許す、許さない、世の中の「空気」の変化
今の高野連、高校野球を実質的に築き上げたのは、第3代日本高野連会長の佐伯達夫だ。戦前に軍部や文部省の干渉、圧力を受けて辛酸をなめた佐伯は、戦後、高野連を作るにあたって「独立不羈」の組織にしようと考えた。その結果として、日本高野連は、文部省が主導して作った
最初に「差別したい」がある
熊本地震の被災地で、被災者のイスラム教徒が「豚肉が入った炊き出しを食べられないと文句を言っている」というSNSが拡散されているという。 NHKは今朝のニュースで「そうした事実はない」という調査報道をした。 SNSの発達以後「自分は攻撃されない安全な立ち位置から、自
データ野球、アナリストの現在地
野球だけではないが、今やいろいろな現場で「科学に基づくファクト」と「信念によるセオリー」のせめぎあいが起こっている。 高校野球の現場にも、データ野球の潮流が押し寄せている。 多くの有力校では弾道測定器「ラプソード」を使っている。投球、打球の軌道、回転数、
阪神と広島の「差」
阪神の左腕伊原陵人は智辯学園高から大商大を経てNTT西日本でプレーし、一昨年のドラフト1位で阪神に入団。170㎝の小柄ながら、手元で伸びる149㎞/hの速球とカーブ、カットボール、スライダーなどを駆使する。背番号はエースナンバーの「18」。昨年は新人ながら中継ぎで好
「感動」と言ったら負け
そういう話を誰かとしたわけではないが、文章でおまんまを食べている人は「感動」という言葉をほとんど使わないのではないかと思う。割と簡単に使えそうな言葉だが、実際には単なる「評価」の言葉であり、「何も説明していない」言葉でもある。そして極めてお手軽な言葉で
相手を讃える文化
私は今、沖縄で甲子園に出場できなかった高校3年生によるリーグ戦「ジャパンサマーリーグ」の取材をしているが「横浜の織田が智辯和歌山に打たれて負けた」というニュースが流れると、ベンチにどよめきが走った。 彼らにとっては織田翔希は「同世代の目標」であり、見上げ
例えば「日本共産党」
私は、15年前からブログを1日も欠かさず書いている。Noteは始めてようやく500日を超えたくらいだが、Noteは「誰かに読ませること」を意識したクオリティの高い文章が多く、内向き志向のブログより上だな、と思っている。しかしそれでも「ファクト」をほとんど確認しない「
腐臭がし始めた
今の広島東洋カープは、戸棚の奥にしまい忘れて相当な日数が経った饅頭のようなものだ。腐り始めているだろうから、腐臭がして糸を引き始めているだろうが、怖くて誰も戸棚を開けることができない。 この状態がもっとひどくなって、どうしようもなくなるまで、何もできない
日本野球の「水源」としての高校野球
酷暑の中、様々な問題をはらみながらも今年も夏の甲子園は、盛況のうちにクライマックスを迎えつつある。また、野球の競技人口は減少の一途をたどっているが、それでもプロ野球は今年も大盛況だ。さらに日本で野球をした選手たちは、毎年続々と海を渡り、野球の宗主国アメ
150㎞/h
今年の神奈川県大会準決勝で慶応義塾高校が横浜高校に4対0で破れたときに、慶應の森林貴彦監督は横浜のエース織田翔希の150㎞/h超の速球について「高校生が打つ球じゃない」と言ったと報じられている。私は昨春、ある会合で森林監督に「先生のチームで150㎞/h投げる投手は
いまこそ「リーグ戦」を!
コメント欄でカリフォルニア在住のライター、角谷剛さんが、アメリカの高校スポーツ事情を紹介してくださった。アメリカでは高校スポーツは「リーグ戦」が前提で、実力別にクラス分けされ、全員が試合出場し、ベンチに入れない生徒は存在しないとのこと。 日本のような「ト
「古典と「新作」
落語という芸能にまつわる「そもそも論」を「い」と「ろ」みたいな対比論で何回か説明していきたい。 落語というのは何も知らなくて聞いても、もちろん面白いが「歴史的な経緯」を知っているとより奥行きが深くなって、いろいろ「鑑賞」「評価」ができるようになるのだ。
1校複数チーム制の導入を
日本高野連の発表によれば、今年の硬式野球部の選手数は124,116人、最も多かった2014年に比べれば、約4.6万人の減少だ。少子化だけでは説明できない選手数の減少が続いている。 加盟校数も減少している。こちらは「少子化」に加えて、公立高校の統廃合が進んでいることが大
事業の「リアル」
野球界が良くなるにはこうすればいい、ああすればいいという提案をしたり、議論をしたりするなかで、かなり多くのコメント民が、事業に対する「リアリティ」が全く欠如していることを痛感する。こういう人たちも含めて「世論」が形成されるわけだ。考えが浅いともいえるが
日本高野連をジャンニ・インファンティーノに仕切らせたら…
サッカー界の金の亡者として悪評嘖々のFIFA、ジャンニ・インファンティーノだが、もし、彼が日本高野連の会長になったらどうなるのか? これは意外に「あり」なのかもしれないと思う。 それだけ日本高野連が時代遅れの組織だということになるが。 以下Note
そんな簡単な問題じゃない
世間をにぎわしている様々な問題について、評論家などの論客だけでなくいろいろな人が意見を言う。「言論の自由」が保証されている国ならではだが、申し訳ないが「レベルに達していない」意見が多い。 そもそも議論に加わる大前提としての「情報量」が決定的に不足している
「アマチュア落語」について
今、北海道の結構な田舎にいるが、掲示板には「落語会」の案内があった。こんなところまで噺家が来るのか?と思ったら、聞いたことのない芸名だった。でも写真を見ると、そこそこの大師匠のようではある。堅気の人が落語家気取りで、地域で口演をしているのだ。 最近はこの
「残酷ショー」と言われて12年
松谷創一郎さんが、高校野球を「残酷ショー」と言ったのは今から12年も前のことだ。Yahoo!に掲載された記事は、大きな反響を呼んだ。 この時は日本高野連が主催する全国高校軟式野球選手権大会・準決勝が、4日間、延長50回に渡って行われたことを指摘し「明らかに異常
改めて、スポーツにおける「審判の意味」
相変わらずプロ野球審判への「批判の声」が厳しい。ストライク、ボールやアウト、セーフなどのジャッジに対して「おかしい」「間違っている」と言い募る人は多い。そして必ず「日本もAIビデオ判定を」となる。 私はこの手の「審判批判」はろくでもないと思っている。この手



















