同地区のボストン・レッドソックス=BOSがタンパベイ・レイズ=TBの中心打者カール・クロフォードを獲得すれば、ニューヨーク・ヤンキース=NYYは絶対的なクローザーのラファエル・ソリアーノをむしり取った。えげつないことをするものだ。しかもソリアーノは、マリアノ・リ
2011年MLBレビュー
じっと我慢の打線であった タンパベイ・レイズ2011年打撃|2011年MLBレビュー
成りあがりのタンパベイ・レイズ=TBは、昨年オフ、投打で草刈り場となった。打撃でいえば、チームの本塁打王、首位打者、盗塁王、最多安打王、RC1位打者がいなくなったのである。しかし、資金的に限界があるチームは、評価の低い選手と盛りを過ぎたベテランしか補強できなか
油断、慢心。ボストン・レッドソックス2011年投手|2011年MLBレビュー
今年、ボストン・レッドソックス首脳陣の関心が、打線に向いていたのは間違いない。その上、投手陣の信頼の厚かったジョン・ファレルコーチがトロント・ブルージェイズ=TORの監督に転出したために、投手のコンディションの把握が弱かったようにも思える。投手陣の数字だけを見れ
野球はバットだけでは勝てない ボストン・レッドソックス2011年打撃|2011年MLBレビュー
今年のMLBペナントレースの最大の衝撃は、ボストン・レッドソックス=BOSが、4コーナーを回ってから失速し、馬群に飲まれたことだろう。昨年もポストシーズン進出が成らなかった。名将フランコナーが解任されたのもやむなしという感じだ。
進歩なし! トロント・ブルージェイズ2011年投手|2011年MLBレビュー
少し前のトロント・ブルージェイズ=TORは、大エースのロイ・ハラデー(現フィラデルフィア・フィリーズ=PHI)が投げるときだけ、別人のようにしっかりしたチームになったが、他の投手のときはからきしだめだった。今季は、ハラデーの地位をリッキー・ロメロが継いだように
大砲一門だけ光る トロント・ブルージェイズ2011年打撃|2011年MLBレビュー
ホセ・バウティスタは今年は本塁打王は無理だろう、という声が大きかった。しかし彼は今年も132個もの四球をもらいながら、タイトルを獲得した。遅咲きの大打者の登場だ。しかし、トロント・ブルージェイズ=TORの打線は、それ以外に見るべきものが少なかった。
ぬるま湯に希望が見え隠れ ボルチモア・オリオールズ2011年投手|2011年MLBレビュー
投手陣の成績は軒並み前年よりダウンして、リーグ最低水準になったのに勝ち星は3つ増えた。端的にいえば、打線におんぶされていたボルチモア・オリオールズ=BALである。
精一杯の努力!ボルチモア・オリオールズ2011年打撃|2011年MLBレビュー
今年のボルチモア・オリオールズ=BALは、早春の主役だった。
元気で、丈夫で。テキサス・レンジャーズ2011年投手|2011年MLBレビュー
サイヤング賞の候補になりそうな投手はいない。しかし、他の上位チームなら2番手クラスの投手が5人もそろっている。5人で162試合のうち157試合で先発。ことローテーションに関しては、テキサス・レンジャーズ=TEXのロン・ワシントン監督は何も考えずに済んだはずだ。煙草も
打つ手が当たった!テキサス・レンジャーズ2011年打撃|2011年MLBレビュー
優勝チームは翌年、あまりチームをいじらないものだ。テキサス・レンジャーズ=TEXも、新加入の選手は少ないが、かなり思い切った手を打っている。
3本柱が収獲!ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム2011年打撃|2011年MLBレビュー
先発3人がローテーションを完全に守り切る、というのは現代のMLBでは、かなりすごいことのように思える。LAAの先発投手陣には、太い柱が3本立っていた。
TEXがいなければ…ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム2011年打撃|2011年MLBレビュー
ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム=LAA。この長いチーム名、なんとかならないのか。今年は打撃も投手陣も昨年よりも向上している。だから地区3位から2位に上がったのだが、特に打撃陣はテキサス・レンジャーズ=TEXの充実ぶりには及ばなかった。
お買いもの失敗!クリーブランド・インディアンス2011年投手|2011年MLBレビュー
ウエストブルックがセントルイス・カーディナルス=STLに移籍したが、目減り分は昨年後半活躍したカラスコらで補えると判断した。
スターは輝かなかったが…クリーブランド・インディアンス2011年打撃|2011年MLBレビュー
今季初めにクリーブランド・インディアンス=CLEは底を打ったと書いたが、今季は8月までペナントレースに参加していた。確かに上昇傾向に転じた感がある。しかし、打線の軸はまだ定まっていない。
風吹かず!シカゴ・ホワイトソックス2011年投手|2011年MLBレビュー
新鮮味がない点では、野手陣同様のシカゴ・ホワイトソックス=CWSの主要投手陣である。
大型扇風機購入!シカゴ・ホワイトソックス2011年打撃|2011年MLBレビュー
2009年と比べてもシカゴ・ホワイトソックス=CWSの主力は大きく変化していない。レギュラーを固定してじっくり力を出すというのが、オジー・ギーエン監督の方針のようだ。本塁打が出やすいUSセルラーフィールドの特性を生かし、長距離打者を多く擁している。
エースはどこだ!カンザスシティ・ロイヤルズ2011年打撃|2011年MLBレビュー
7年間で60勝、ここ3年で39勝を挙げていたエースのザック・グレインキがミルウォーキー・ブリュワーズ=MILに移籍。これはロレンゾ・ケインらプロスペクトの獲得をもくろんだデイトン・ムーアGMの考えだった。筋書きでいえば、その代わりの柱が立ってくるはずだったが、結論か
明日は明るい!カンザスシティ・ロイヤルズ2011年打撃|2011年MLBレビュー
シーズン当初に名捕手ジェイソン・ケンドールが引退、彼も含めて昨年のレギュラーが6人もいなくなった。例年通りスクラップ&ビルドが進むカンザスシティ・ロイヤルズ=KC。今年も最下位独走間違いなしと思えたのだが、その下をくぐってくれたチームがあった。何と常勝ミネソ
泣きっ面に蜂!ミネソタ・ツインズ2011年投手|2011年MLBレビュー
フランシスコ・リリアーノが完全復調し、カール・パヴァーノも復活、明るい展望をもってシーズンを迎えたのだが。 ミネソタ・ツインズ=MINの投手成績。昨年と今年。各STATSのアリーグ14球団での順位、各数値の昨年対比を入れた。
全部裏目!ミネソタ・ツインズ2011年打撃|2011年MLBレビュー
まだポストシーズンたけなわだが、MLBとNPBの全30球団の投打について総括を始めたい。ブログは毎日更新するのが良いとされるが、更新しすぎるのも良くないという。でも、これをやると毎日3本以上書くことになりそうだ。煩わしいかもしれないが、お付き合いいただきたい。