押し詰まった29日(日本時間30日)、ジェイソン・ベイのNYMへの移籍が決まった。4年契約で6600万ドル。大型契約である。とにかくピストルだらけのNYMに大砲が1門加わった。 ベイは典型的なRBIイーターである。過去5年間で4度の100打点を上げた。得点圏打率は.360と高かっ
エピソード2009
日本ハム、カーライルと契約|エピソード2009-27
旧聞に属するが11月17日に北海道日本ハムは、バディ・カーライルと契約した。この選手は、アメリカとアジアのプロ野球を経験している。ある種見事なSTATSの持ち主である。 96年ドラフト2順目でCINへ。同期にはジミー・ロリンズや巨人のグライシンガーがいる。ボーナス27万ド
千葉ロッテの新外国人投手2人|エピソード2009-25
12月18日、千葉は元巨人にいたRHPのブライアン・コーリーと契約した。また、21日にはRHPのビル・マーフィーと契約した。 この投手は苦労人である。高卒で93年DETに12順目(333位)で入団。同期にはバリテックがいる。入団当初は内野手だったが、4年目にARIに移籍するととも
横浜、投打の新外国人|エピソード2009-24
12月17日、18日、横浜はスレッジの移籍と2人の新外国人の獲得を発表した。 一人はRHPのブーチェック(本来はブートチェックだろう)。1年契約で年俸は5000万円+出来高。 この投手はNCAAのオーバーン大学で3年連続8勝ずつを上げて1順目(全体20位)でアナハイム・エンゼルス
ヤクルトの新外国人投手|エピソード2009-23
ヤクルトは12月14日、エウロ・デラクルスと1年契約15万ドルで契約した。 この投手はドミニカ出身。2001年にDETと契約した。 この投手はマイナー時代からセットアッパー、クローザーで使われることが多かった。100マイルを超える速球が売りで、マイナー時代はイニング数と
広島の外国人政策|エピソード2009-22
2年連続二桁勝利を挙げていたルイスの退団と言うショックがさめやらぬ12月8日、広島東洋カープは2人の新外国人獲得を発表した。二人とも野手である。 ルイスも29歳で日本に来たが、今回の二人も二十代、キャリアも同程度だ。 1Bまたは外野。右打ち。この選手はオーストラリ
偉大な打者たちの27歳から35歳|エピソード2009-21
Gファンですが様に触発されて、こんな表を作ってみた。 以下は、27歳でMLBに飛び込んで35歳まで、偉大な記録を生み出してきたイチローの実績に、同時期の名選手たちの成績を重ね、年度成績に換算したものだ。 5000打数以上の通算打率150傑の中から、戦後に活躍し、2000本
メルキー・カブレラの存在意義|エピソード2009-20
NYYにどんなことがあっても、メルキーはずっといるような錯覚があった。それくらい、不思議な存在感があった外野手だ。 同じ外野手系のプレーヤーだが、松井とは対極をなしている。NYY5年で36本塁打.269、足も44盗塁。OPS.712。しかし、レギュラーが張れたのは、外野守備がし
NYYの投手整備状況|エピソード2009-19
バスケスを獲得したことで、NYYの投手補強はほぼ整ったという感じだが。 今年は、王建民がFAになっているくらいで、主要な投手はほとんど動かず、ATLからバスケスと若手のローガンを獲得した。4番手までの先発が固まったところで、ジョバ・チェンバレンをローテーション5番
バスケスNYYに出戻り|エピソード2009-18
やはりNYYは、チェンバレンの伸び悩みに手を打った。2004年にNYYのローテーションの一角を担っていたハビア・バスケスを、メルキー・カブレラらとのトレードで獲得した。 この投手はカーブを武器とし、非常にタフで故障しないことで知られるが、2008年まで負け越していた
中日が獲得した4人の外国人|エピソード2009-17
「2010年は大幅な補強はしない、選手個々の成長で戦力をアップさせる」落合監督の方針だそうだ。この監督は有言実行で、実績を残してきたから来季も期待できるだろう。 外国人選手の獲得でも、MLB選手を3人獲得した阪神とは対照的に、独自路線を歩んでいる。 今季は、以下の
マリナーズの捕手は万全か?|エピソード2009-16
ブラッドレーの獲得によって、残るはブラニャンに蹴られた1Bの補強だ、という意見がたくさん出た。間違いないところだが、私はそれ以上の危急の課題が捕手ではないかと思っている。 ロブ・ジョンソンが城島とのポジション争いに勝って、正妻の位置(変な表現だが)を得たこと
ヤンキース、マリナーズの?|エピソード2009-15
NYYとSEAが立て続けに野手を買った。偶然にも同期で同い年。しかし、まったくキャラクターは違っている。 まず、NYYはwsnのニック・ジョンソン。もともとNYY3順目で入った野手で、名手ラリー・ボーワの甥としても知られる。1Bだが、DH含みということらしい
クリフ・リーSEAの一員に|エピソード2009-14
今年のSEAは、ストーブリーグでは主役の一人と言ってよい。打のフィギンスに続いて投のクリフ・リー。各チームの財布のひもが固い中で、任天堂マネーがものを言っているのではないか。 クリフ・リーは、MTLに4順目で入り、マイナー時代にCLEに移籍して順調に出世、5年目
五十嵐亮太NYMへ|エピソード2009-13
恐らく高橋尚より五十嵐の方が先にMLB移籍が決まるだろうと思っていた。 五十嵐は2007年にトミー・ジョン手術のために1年を棒に振っているが、その後の2年の成績が良く、安定感がある。その上に30歳と言う若さである。昨年40歳の高橋建を取って、そこそこ使うことができた
似合わない!赤松井|エピソード2009-12
赤は警戒色の代表であり、非日常の色である。膨張色ではないが、モノを引き締めるというよりは、拡張する効果がある。MLBには、赤をテーマカラーとするチームがいくつかあるが、LAAのように恥ずかしいような真っ赤=印刷でいうキンアカを使うチームは少ない。 松井の顔の上に
ジョン・ラッキー、BOSのローテ入|エピソード2009-11
BOSにとって、ローテーション3番目の投手はどうしてもほしいところだった。ベケット、レスターに次ぐ3番目は成績でいえばウェークフィールドだが、40歳オーバーの年齢を考えれば現実性がない。2年契約はお買い得価格だからだ。順当に行けば松坂だが昨年、信用を失っている。
MLBの人事異動おさらい|エピソード2009-10
一つ一つの事実関係を抑える前に、ウィンターミーティング終盤から選手の異動が慌ただしくなった。個別にも取り上げていきたいが、まずは、これを俯瞰しておきたい。 昨年NYMへ移り、セットアッパーとして結果を出せなかったJJプッツがひっそりとCWSへ移っている。1年契約
松井秀喜、LAAと1年650万ドル|エピソード2009-09
アーン・テレムはボラスとは違い、長引かせて年俸を釣り上げようとは思わなかった。今の松井秀喜の価値を考えても、これは賢明だっただろう。LAAは、数年前までA-RODに拮抗する大打者だったゲレーロが攻守ともに衰える中で、その枠をスポっと取り替えることにしたのだ。で、
阪神、左腕フォッサムを獲得|エピソード2009-08
数日前からスポーツ新聞が騒いでいたが、阪神はCHCのAAAにいた左腕のケーシー・フォッサムを獲得した。この投手は、BOS、ARI、TBでローテーションに入っていた時期もあり、メッセンジャーよりは格上の投手だ。 マートン同様、この選手もエリートである。1999年BOSのドラフト


















