山崎武司43歳、谷繁元信42歳、和田一浩40歳、中日野手の高齢化は、投手陣以上に深刻だ。リーグ最弱の打線は、ほとんど補強をせず、平均年齢を上げただけだ。
2011年NPBレビュー
青木の穴に問題児はハマるか?ヤクルト野手陣|2012NPBプレビュー
青木は成績以上に打線の中軸として存在感があった。この穴は容易に埋まりそうにない。数字以上に戦力ダウンが気になるところだ。
最強投手陣の誕生と崩壊。福岡ソフトバンクホークス2011年投手|2011年NPBレビュー
ダルや田中将大のように傑出した投手はいなかったが、先発も中継ぎも救援も、質が高かった。強力打線とあいまって、シーズンを独走した。
最強打線の誕生。福岡ソフトバンクホークス2011年打撃|2011年NPBレビュー
今年のソフトバンクホークスの打線は、まるで統一球の影響を織り込んだかのような、見事な補強を行った。
ポストダルビッシュの深刻度。北海道日本ハムファイターズ投手|2011年NPBレビュー
2011年はNPB投手の一つの頂点となった年だ。空前の成績を残した二人の投手のうち、一人が日本を離れることになりそうだ。日本ハムはポストダルビッシュをどう戦うのか。
若手の台頭は本物か?北海道日本ハムファイターズ打撃|2011年NPBレビュー
統一球の影響で、多くの打者が成績を大きく落とす中で、それを上回る成長曲線でのし上がってきたのが、中田翔だ。彼や陽 岱鋼など新しい力の台頭が、日本ハムの希望である。
涌井がやはりエースだ。埼玉西武ライオンズ投手|2011年NPBレビュー
年俸調停に持ち込むなど昨年オフはもめにもめた涌井。その影響があったか、今季は9勝どまり。また短期だが戦線離脱もした。しかし内容的にはやはりエースだった。
おかわりの前後が問題だ。埼玉西武ライオンズ打撃|2011年NPBレビュー
中村剛也が突出していた今年の西武だが、打線全体も再構築された。明るい兆しの見えた打線だったが、来季は再び厳しい状況になる。
コリアンパワー弾けず オリックスバファローズ打撃|2011年NPBレビュー
プロモーション自体は悪くなかった。李承ヨプ、朴賛浩という韓国の二大スターを擁し、コリアンパワーで戦おうとしたのだ。しかしそれは裏目に出た。
まー君だけでは勝てない 東北楽天ゴールデンイーグルス投手|2011年NPBレビュー
沢村賞を獲得し、NPBで図抜けた投手になりつつある田中将大。しかしそれでもポストシーズンに進出できなかった。
米国帰りが期待外れ 東北楽天ゴールデンイーグルス打撃|2011年NPBレビュー
NPB球団としては、異例なくらい多くの選手を入れ替える楽天。今年はMLB帰りの2人の実力派内野手が目玉だった。
統一球を味方にできず 千葉ロッテ投手|2011年NPBレビュー
小林宏は、優秀なクローザーとは言い難かった。彼が阪神に移籍したのは痛かったが、決定的なダメージではなかった。むしろ、中堅、若手の伸び悩みこそ問題だった。
すっかり小さくなって 千葉ロッテ打撃|2011年NPBレビュー
昨年8人もいた二桁本塁打者が今年はゼロ。どこからでも攻撃できる打線は、頭からしっぽまで下位打線というレベルに落ち込んだ。
問題をはらみながらもリーグ1。中日ドラゴンズ2011投手|2011年NPBレビュー
細かく見れば問題点はいくつもあるが、リーグ1の投手陣だったことは間違いがない。この投手陣が弱体打線を引っ張ったのだ。
世代交代迫る。中日ドラゴンズ2011打撃|2011年NPBレビュー
統一球の影響がなくても弱小な打線だった。打率も本塁打も中位以下。しかし四球はリーグ1位。出塁率が高いことが、1安打あたりの生産性を高めた。森野、和田の前によく走者が出たのだ。今年はさらにその傾向が強まった。
抑えが踏ん張った。東京ヤクルトスワローズ2011投手|2011年NPBレビュー
昨年、4人の投手が規定投球回数に達し、中日に次ぐ投手陣を擁していたヤクルトだが、今季は村中、由規の2人が故障で離脱。しかし、中継ぎ、抑えが踏ん張った。
たぶん、今年がピークだ。東京ヤクルトスワローズ2011打撃|2011年NPBレビュー
去年シーズン途中から采配をとった小川監督は、昨年覇権を握った千葉ロッテの西村監督とよく似ていた。とにかくメンバーを固定して、選手の役割を自覚させたのだ。
救援投手がポイント 読売ジャイアンツ2011投手|2011年NPBレビュー
すでにホールトン、杉内というソフトバンクの一線級の先発投手を獲得。来季の戦力大幅アップは間違いがない。
選手起用に疑問符 読売ジャイアンツ2011打撃|2011年NPBレビュー
優勝するチームのラインナップは固定されている場合が多い。いかに選手層が厚くともとっかえひっかえ選手を起用するチームは、ふつう失敗する。今年の原巨人はその嫌いがあった。
酷使の連環を絶たないと。阪神タイガース投手|2011年NPBレビュー
先発投手陣は見違えるほど充実した。統一球の影響はあっただろうが、能見、岩田と本来働くべき投手が働いたことが大きい。さらに外国人投手もローテを維持した。阪神の海外スカウトはオマリーからシーツに代わって見違えるようによくなった。